全英オープンを優勝したベン・カーティスが参戦
今年で31回目を迎える国内男子ツアー第25戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」が11月13日(木)から11月16日(日)までの間、静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催される。この大会は毎年海外選手を招いており、白熱した戦いが繰り広げられてきた。1993年にグレッグ・ノーマンが最終ホールでイーグルを奪い、逆転優勝をしたり、1996年から1998年までリー・ウェストウッドが大会3連覇を達成するなど、世界のビックプレーヤーが活躍。
今年は全英オープンを制したシンデレラボーイことベン・カーティスが出場する。世界のトッププレーヤーがスコアメイクに苦しむ中、カーティスは通算1アンダーで見事逃げ切った。その後、米国ツアーで7試合に出場。最高順位が16位、うち3回の予選落ちと全英オープンで勝てたことがフロッグ視されているが、日本ツアーで実力を発揮し、鬱憤を晴らしたいところだ。
そしてもう一人の招待選手はロバート・アレンビーだ。今季は未勝利だが、トップ10入りは9回。米国賞金ランキングも24位につけ、安定した成績を収めている。ドライバーショットを武器に日本のコースをどのように攻略していくのか注目したい。
一方、迎え打つ日本選手は、先週「ABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」で大会記録を樹立して優勝した片山晋呉。片山はまさに絶好調でドライバーからショートアイアンまで正確にターゲットをとらえている。先週の勢いに乗って、2週連続優勝を狙う。
先週の大会でいいプレーをした伊沢利光も優勝候補の一人。予選ラウンドでは30位タイと低迷していたが、決勝ラウンドに入ると人が変わったかのように、バーディを量産。最終的に3位タイにまで浮上したことから調子は上向いている様子。2000年、2001年に同大会で連覇を達成しており、伊沢にとって相性の良い大会でもある。今季3勝目を手中に収めて、賞金ランキングでもトップに躍り出るのか。
【主な出場予定選手】
B.カーティス、R.アレンビー、中嶋常幸、尾崎将司、片山晋呉、伊沢利光、宮本勝昌、平塚哲二、手嶋多一、宮瀬博文