片山が通算23アンダーを記録し、ぶっちぎりの優勝!
2003/11/02 18:00
兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第24戦「ABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」最終日。この日は朝方から雨が降り、3日間硬かったグリーンのコンディションもやわらかくなった。最終日ということもあり、各選手がピンを果敢に狙うプレーを披露。最終日にふさわしくギャラリーを終始沸かせていた。
前半、伊沢利光が4つスコアを伸ばして上位に進出。また最終組で片山晋呉とともにプレーした藤田寛之、宮本勝昌もスコアを伸ばして、上位陣が片山にプレッシャーをかけた。一方、トップを走る片山も、前半で3つのバーディを奪い後続を寄せ付けず、2位の宮本に2打差をつけて後半に突入した。
後半に入ると片山がバーディラッシュ。12番でバーディを奪い勢いに乗ると、14番から16番で3連続バーディ。16番は10メートルのパットを読みきりガッツポーズが飛び出した。ショットからパットまで非の打ち所のないプレーに、一緒に回っていた宮本、藤田もこれを見て意気消沈してしまった。
最終18番パー5も2オンに成功し、きっちりとバーディを決めて、大会初日と同じスコア「64」をマーク。今季2勝目、ツアー通算14勝目を手中に収めた。また、昨年ブレンダン・ジョーンズが出した大会記録通算19アンダーを4打上回る、通算23アンダーで記録更新。2位以下に9打差をつける圧勝で優勝に花をそえた。
この優勝で片山の今季獲得賞金が1億円を突破。賞金ランキングも手嶋多一を抜いて3位に浮上した。国内ツアーも残り4試合となったが、賞金総額が多い大会が続く。片山は2000年以来の賞金王になれるのか注目したい。