S.K.ホが首位奪取! 石川遼は16位に浮上
滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で開催されている、国内男子ツアー第16戦「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン」の2日目。首位を3打差で追うS.K.ホ(韓国)が「66」で回り、通算9アンダーで単独首位に浮上した。
通算7アンダーの単独2位には、首位から陥落したジェイブ・クルーガー(南アフリカ)。通算6アンダーの単独3位にベ・サンムン(韓国)、通算5アンダーの4位タイに丸山大輔と宮本勝昌が続いている。藤田寛之は通算4アンダーの6位タイ、キム・キョンテ(韓国)は通算2アンダーの12位タイ。33位タイからスタートした石川遼は5バーディ、1ボギー、1トリプルボギーの「70」で回り、通算1アンダーの16位タイに浮上して決勝ラウンドに進んだ。
<S.K.ホは連日の好プレーで単独首位に浮上>
初日に「67」をマークして2位タイにつけていたS.K.ホ。前半5番で最初のバーディを決めたが、この2日目に本格的にエンジンがかかったのは後半だった。10番(パー5)で2オンに成功し確実にバーディとすると、その後はロングパットが冴えて3バーディ。自身最後の優勝となっている2008年「レクサス選手権」以来となる単独首位に浮上した。日本ツアーで戦う韓国人選手たちの兄貴分は「後輩たちに負けたくないとは思わない。自分のゴルフをするだけ」と穏やかに話すが、「待って、待って行けばチャンスがある」と平常心を崩さずにツアー通算9勝目を狙う。
<初日2位の丸山大輔は4位に後退>
第1日はS.K.ホらと並んで2位タイにつけていた丸山は「70」とスコアを一つ伸ばしたが、4位タイに順位を下げ、首位との差は4打に広がった。それでも「ティショットに苦しんだが、一つでも伸ばせてよかった」と難コースを相手に納得の表情を見せた。同大会は例年通り、出場者の約半数がアジアンツアーを主戦場とする選手たち。その中で「私もアジアンツアーのメンバー。日本では(彼らに)負けられない」とプライドものぞかせた。
<第3日は石川遼、池田勇太が同組に>
日本ツアーを代表する若き両雄は、予選2日間でともに「71-70」で回り通算1アンダー。決勝ラウンドに突入する第3日は、アマチュアの藤本佳則(東北福祉大)を含めて同組となった。2人は8月末の「VanaH杯 KBCオーガスタ」の3日目にもラウンドをともにしており、当時は石川が池田に6打差をつけて優勝争いへの切符を手にした。2日目を終えてトップ3はいずれも外国籍選手。持ち前の爆発力を発揮し、上位進出はなるか。