岩田が首位浮上、池田が2差に迫る! 遼は24位に後退
愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで開催されている、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」の2日目。3位タイからスタートした岩田寛が1イーグル、4バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。通算9アンダーの単独首位に浮上して決勝ラウンドを迎える。
通算7アンダーの2位タイには、6バーディ、1ボギーにまとめた池田勇太が急浮上。ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並び、首位に2打差に迫った。首位スタートの朴星俊(韓国)、2位スタートの薗田峻輔は通算4アンダーの6位タイに後退。尾崎将司は通算2アンダーの11位タイ。石川遼は2ストローク落とし、近藤共弘らと並び通算イーブンパーの24位タイに後退した。
<ノーボギーのラウンドで首位浮上の岩田寛>
「今日、ノーボギーっていうのに最後に気付きました」と岩田はさらり。初日に引き続きショットに手応えを感じているという岩田が、2番パー5で12mのロングパットを沈めてイーグルを奪うなど、6つスコアを伸ばして通算9アンダーの単独首位に浮上。「明日、明後日は違うプレッシャーが掛かると思うけど、今のショットのレベルでどれくらい打てるのか楽しみです」と、ツアー初勝利へ向け意欲を見せた。
<勇太は「悪いなりに」、BJは余力を残して2位に並ぶ>
この日5アンダーの池田と、4アンダーのブレンダン・ジョーンズが共に通算7アンダーとして2位タイに並んでいる。しかし、二人のゴルフの内容は対照的。「悪いなりに良くやっている」とショットに不安を抱える池田は、8番でグリーン奥の谷からのアプローチが直接入ったり、15番で12mの長いバーディパットが決まるなど、運も味方につけて好位置をキープ。
一方、前半4バーディを奪ったブレンダンは、「これが3日目、4日目だったらピンを狙っていくけど、今はチャンスのある位置にいることが大事。だから、後半はピンを狙わずセーフティに行った」と余力を残し、前半と同じくノーボギーで2日目を終えた。
<石川遼はスコアを落とす>
昨年優勝の石川は、2日目はスコアを落として通算イーブンパーの24位タイへと一歩後退。初日3位タイと好スタートを切った尾崎将司は、後半スコアを落としたものの通算2アンダーで11位タイとして、堂々の予選通過を果たしている。