2006年 ダンロップフェニックストーナメント

タイガー3連覇ならず!P.ハリントンが優勝。深堀圭一郎が単独3位に食い込む

2006/11/19 18:00
タイガーを下し初出場・初優勝を決めたパドレイグ・ハリントン

宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで行なわれている、国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」の最終日。朝からの雨も後半にはあがったものの、引き続き難しいコンディションが続いた。

3連覇を狙うタイガー・ウッズ(アメリカ)に注目が集まったが、優勝の行方は米賞金王のタイガーと、欧賞金王のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)とのプレーオフに。結果ハリントンがタイガーを下し、今大会初優勝を飾っている。

18番で行われたプレーオフ1ホール目は、タイガー、ハリントン共にバーディを奪取。繰り返し18番で行われた2ホール目、ハリントンのティショットは左のラフでしかも木の後ろと厳しい状況となった。しかしその木が枝分かれしており、その間を見事すり抜けるミラクルショットでリカバリー。3打目をピンそばにつけ、対するタイガーが3メートルのバーディパットを外し、ハリントンはバーディ。この瞬間に、ハリントンの大会初出場、初優勝が決まった。

この日のハリントンは、前半1つボギーを叩くもパーが続く我慢の展開が続いた。しかし後半に入ると4つのバーディをコンスタントに奪取。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、タイガーに追いつき、プレーオフに駒を進め、見事優勝を遂げた。

単独の3位に食い込んできたのが深堀圭一郎。バーディ発進した深堀は、この日6バーディ、ノーボギーと安定した内容で一気にスコアを伸ばし、プレーオフには1打及ばなかったものの、通算8アンダーとした。また、最終組で周り注目を集めた片山晋呉は、5番から連続バーディを奪うなど勢いに乗ったものの、8番で痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、この日2アンダー。通算6アンダーとして、ジャスティン・ローズ(イングランド)と共に4位タイで今大会を終えている。

プレーオフ2ホール目でタイガーが散った
最終日を首位で迎えた2人によるプレーオフとなった
朝一番のティショットは右サイドのラフから
スタート前には止んでいた雨が再び降り始めた
ショットを右サイドの深いラフに入れたタイガー・ウッズ
グリーンの周りを歩きながらラインを確認するタイガー・ウッズ
バーディを奪い歓声に答えるタイガー・ウッズ
心配そうにボールの行方を追うタイガー・ウッズ
タイガーのスイングをスローシャッターで撮影するとこんな感じ
グリーン右奥にこぼしたタイガー・ウッズ。ここからしっかり寄せてパーセーブ
セカンドショットの前にスティーブと狙いどころを確認するタイガー・ウッズ
キャディのスティーブがドリンクを補給してなかなか来なかった
タイガーがバーディパットを決めて全選手次のホールへ。なぜかフラッグはハリントンのキャディが持っている
タイガーらしい打球音、そして弾道を生んだ5番アイアンでのセカンドショット
2日連続でワンオンチャレンジは封印。この日もアイアンでティショット
雨が降ると毎ホール新しいグローブに交換するタイガー・ウッズ
グリップが滑らないよう、毎回自分で拭いてからアドレスに入る
痛恨の3パット。このホールが勝負の鍵を握っていたようだ
並ばれてしまい、気持ちの整理がつかないのかムッとした表情でボールを拾うタイガー・ウッズ
バンカーから完璧なリカバリーでバーディにつなげたタイガー・ウッズ
【プレーオフ1H目(18番ホール)】 プレーオフに向かうタイガー・ウッズ。移動はカート送迎してくれる
【プレーオフ2H目(18番ホール)】優勝が決まった瞬間、パドレイグ・ハリントンとタイガー・ウッズは互いに握手を交わす
欧州ツアーの賞金王を獲得しフェニックスに乗り込んだパドレイグ・ハリントン
「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した中嶋常幸。今週は2週連続優勝に挑戦だ!
派手なファッションで欧州ゴルフ界では人気者のイアン・ポールター。この日はイーブンパーの12位タイと好位置につけた
初日23パットで5アンダーをマークした片山晋呉。昨年はスタート直前に棄権となったが今年は元気だ!
来シーズン日本ツアー復帰が決まった田中秀道。6オーバー71位タイと大きく出遅れてしまった
タイガー・ウッズのグリップは以前からずっとこれ!インターロッキングという形だ
タイガー・ウッズのパンツの右後ろにはいつもサインペンが入っている!
3番パー3、タイガーのティショット。この写真はリコーのGR DIGITALで撮影!
他のトーナメントにはないフェニックス特有なのが、この脚立。年々グレードアップし、今回は2人用を持ち込むカップルを発見!なかなかの密着度で少しうらやましい・・・
17番パー3、池の周囲の花をリコーのGR DIGITALで撮影
プレーオフ2ホール目、ティショットを林に入れたハリントンだが、二股に分かれた木の間を抜いてバーディにつなげた
最終日、タイガー組についてラウンドしたGDOブロガーのゲーリー久永氏、緊張していた!

2006年 ダンロップフェニックストーナメント