2006年 ダンロップフェニックストーナメント

片山晋呉、タイガー、P.ハリントンの日・米・欧賞金王が三つ巴に!

2006/11/18 18:00
欧米両ツアーの賞金王が首位タイで最終日を迎える

宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで行なわれている、国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」の3日目。気温11度という寒さと、朝から降り続く雨に見舞われ各選手が伸び悩む中、通算6アンダーでトップに並んだのがタイガー・ウッズ(アメリカ)とパドレイグ・ハリントン(アイルランド)だった。

トップの2人が最後まで粘り強くプレーした。なかでもタイガーは、2番ホールでティショットがフェアウェイにある木の横に行ってしまい、左打ちで出すだけとなってボギー。さらに7番パー4でも、セカンドショットがグリーン手前のバンカーへ捕まり目玉になると、直接狙えず後ろにださなければならず4オン、2パットでダブルボギーとするなど不運が続いた。それでも3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと踏ん張りを見せ、首位をキープした。一方のハリントンも、何度かピンチを迎えたものの、最終的には3バーディ、3ボギーでスコアを落とすことなくホールアウトしている。

通算4アンダーの単独3位には、1バーディ、2ボギーでラウンドした片山晋呉が続き、通算3アンダーの単独4位に4バーディ、2ボギーでこの日のベストスコア「68」をマークした谷口拓也が急浮上。この結果、明日の最終日は、日・米・欧の賞金王、片山、タイガー、ハリントンが最終組で三つ巴の争いを繰り広げることになる。

その他の注目選手では、深堀圭一郎が5バーディ、4ボギーでスコアを1つ伸ばし、通算2アンダーの5位タイ。ジャスティン・ローズ(イングランド)もスコアを2つ落としたが、何とか同ポジションに踏み止まっている。

雨の中スコアを2つ落としたが首位をキープ。3連覇なるかタイガー・ウッズ
冷たい雨の降る中、3日目ラウンドがスタートした
木の根元に行ったボールを左打ちでリカバリーするタイガー・ウッズ
チャンスにつけたタイガー・ウッズは、鋭い目つきでカップを見つめる
2オンを狙わず、グリーン手前の花道からアプローチするタイガー・ウッズ
フェアウェイセンターからバーディチャンスにつけたタイガー・ウッズ
ティグラウンドにて、前のホールでのバーディでやっと笑顔を見せたタイガー・ウッズ
ダウンヒルの目玉状態となったボールをグリーンとは反対方向に出すタイガー・ウッズ
この日ももう少しで入りそうなパットがいくつも見られた。
晴れている日は帽子のつばと表手で回りの情報を排除するが、雨のため傘を使って傾斜を読むタイガー・ウッズ
3日目は林に入るケースが何度も見られた。最終日は大丈夫だろうか!?
8番アイアンを手におまじないでもしているのだろうか!?グリーンが空くのを待つタイガー・ウッズ
雨で一番気をつけているのはグリップが滑らないことだというタイガー・ウッズ
イーグルパットが決まらず、パターを振りながら悔しさを表すタイガー・ウッズ
14番もティショットは左のラフへ。2オンはするが、バーディチャンスにはつけられなかった
フェアウェイからのセカンドショットが右端へ、こんな感じで振ってるのか?と素振りをするタイガー・ウッズ
グリーン左奥に外したが、アプローチでしっかり寄せたタイガー・ウッズ
ファンの早すぎる掛け声に引っ掛け、こんな顔に。贔屓の引き倒しだ
この日初めてガッツポーズが出たのは、最終18番ホールでバーディを奪ったときだった

2006年 ダンロップフェニックストーナメント