2006年 ダンロップフェニックストーナメント

タイガーが3連覇に向け単独トップへ浮上!片山晋呉も単独4位の好位置をキープ

2006/11/17 18:00
タイガーと1打差単独2位!欧州賞金王の実力を発揮しているパドレイグ・ハリントン

宮崎県にあるフェニックスカントリークラブで行なわれている、国内男子ツアー第27戦「ダンロップフェニックストーナメント」の2日目。5,984人という初日を上回るギャラリーがタイガー・ウッズのプレーを見ようと会場に足を運んだ。

そして、そのギャラリーの期待に応え、通算8アンダーで単独トップに立ったのが、タイガー・ウッズ(アメリカ)だ。タイガーが確実にスコアを伸ばしていった。なかでも4番パー5では、グリーン奥からの3打目を6番アイアンでチップショット。これを上手く決めてイーグルを奪うと、その後もバーディを積み重ねた。最終的には、1イーグル、5バーディ、2ボギーでホールアウトし、一気にトップに躍り出ている。

通算7アンダーの単独2位には、5バーディ、1ボギーでラウンドした強豪のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)が浮上し、通算6アンダーの単独3位にイアン・ポールター(イングランド)が続くなど、海外勢が上位を占める展開。

日本勢では、片山晋呉が3バーディ、3ボギーとスコアこそ伸ばせなかったものの最後まで粘り強くプレーし、通算5アンダーで単独4位の好位置をキープ。

その他の注目選手では、ジャスティン・ローズ(イングランド)が8バーディ、1ボギーで一気にスコアを7つ伸ばし、通算4アンダーの単独5位にポジションを上げ2日目を終えている。

早くも指定席確保!8アンダー単独首位に立ったタイガー・ウッズ
スタートの1番ホールで幸先の良いバーディを奪い軽く右手を挙げるタイガー・ウッズ
12メートルのバーディパットに挑む前、ボールではなくティペグをマーカー代わりに使用しラインを読むタイガー・ウッズ
最初のパー3はティショットをバンカーへ入れ、リカバリーも寄せきれずボギーを叩いてしまったタイガー・ウッズ
派手なアクションは最終日までお預け!?チップインイーグルを決めても軽く手を挙げる程度のリアクションだった今日のタイガー・ウッズ
セカンドショット後キャディのスティーブはわらじのようなターフを取りに行ったので、自分でパターを取り出すタイガー・ウッズ
3番に続き、ここでも左サイドのバンカーへ入れたタイガー・ウッズ。背後で見つめるギャラリーの表情も心配そう
ティショットを左サイドの林に打ち込んだタイガー・ウッズ。セカンドショットはきっちりバンカー手前に刻みパーセーブに繋げた
この3年間、パー4でもっともバーディ率が高いのがこの8番ホールと13番ホールだろう。この日も2メートルを難なく沈めた
タイガー・ウッズ渾身のティショット。ターフが舞い上がっているが、使用しているのはアイアンではなく3番ウッド。ティアップはかなり低くしている
ハーフターンでは2組分の待ち時間があった。キャディのスティーブとドリンクの入ったクーラーボックスに座り同じようなポーズをとるタイガー・ウッズ
8番アイアンを高々と打ち上げたタイガー・ウッズ。グリーンのセンター、ピン手前7メートルに乗せバーディを奪った
3番ウッドでのティショットは少し左サイドに飛び出し、緩やかに左に曲がっていった。結果ラフにつかまったがパーをセーブするタイガー・ウッズ
前日、前の組に打ち込んでしまった13番ホール。この日は、前組がホールアウトするまでタイガー・ウッズが打たないよう目印の旗が3箇所あった
すべてのショットを簡単に打っているように見えるタイガー・ウッズだが、インパクトの瞬間はご覧のような表情になっている
残り152ヤードを8番アイアンで2オンに成功するタイガー・ウッズ。フォロースルーは目標に向かってまっすぐに出す、タイガー特有のフィニッシュだ
本日最大のピンチ!今大会初めてドライバーショットを右に曲げたタイガー・ウッズ。ドロップした場所にも恵まれず、ボギーとなってしまった
自分のライン上ではなかったが、目線に入ったボールマークを直すタイガー・ウッズ。その手つきも無駄がなくて見とれてしまった
最終18番、一緒に回った谷原秀人、米山剛と3人そろってバーディフィニッシュ。「お疲れさま!」と握手を交わすタイガー・ウッズと谷原

2006年 ダンロップフェニックストーナメント