2008年 全米プロゴルフ選手権

P.ミケルソン、S.ガルシアが好スタート! 日本勢は出遅れる

2008/08/08 12:51

海外男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が7日(木)、米国ミシガン州にあるオークランドヒルズCCで開幕した。スタート時は晴天に恵まれていたが、徐々に厚い雲に覆われ、午後5時23分に雷の影響により一時中断。1時間25分の中断後に再開されたが、午後8時39分に日没サスペンデッドとなった。

練習ラウンドよりも固く締められたグリーンコンディションに加えて風も吹き、ロースコアの争いとなった初日。その中で2アンダーの暫定首位タイでホールアウトしたのは、今年のメジャー戦でいずれも好成績を収めているロバート・カールソン(スウェーデン)と、ジーブ・ミルカ・シン(インド)の2人。そこに、あと2ホールを残しているアンドレス・ロメロ(アルゼンチン)が2アンダーで並んでいる。

シンは、2週間前の日本ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」を含み、ここ7週間で2勝(もう一勝は欧州ツアー)と好調。2番パー5では、2打目を1.5メートルにつけるスーパーショットを見せてイーグルを奪取。ショットとパットが噛み合ったシンが、絶好のスタートを切っている。

1アンダーの暫定4位タイには、悲願の初メジャータイトルを狙うセルヒオ・ガルシア(スペイン)の他、ビリー・メイフェアケン・デュークショーン・オヘアーの4人。今大会の優勝候補筆頭に挙げられるフィル・ミケルソンは、出だしで2連続ボギーを叩きながらもイーブンパーの暫定8位タイでフィニッシュ。「連続ボギーでスタートしたとことを考えれば、イーブンパーで終われたことに満足している」と話していた。

一方、3人の日本勢にとっては苦しい滑り出しとなった。藤田寛之は7オーバーの暫定110位タイ。谷口徹は9オーバーの暫定136位タイ。今田竜二は10オーバーの暫定145位タイと、揃って出遅れる結果に。明日の巻き返しが期待される。

2008年 全米プロゴルフ選手権