首位浮上の有村「気を引き締めて臨める」
2012/09/01 18:53
「ゴルフ5レディス」2日目、首位と1打差の2位タイからスタートした有村智恵が、今季3勝目、自身通算13勝目へ向けて力強く前進した。
グリーンが軟らかく、果敢にピンを攻めてバーディ量産が求められる今大会。有村は1番ホールからショットをピンに絡め続け、3番、4番(パー3)と2m以内につけるが決めきれず、最初のバーディは5番(パー5)まで待たねばならなかった。しかし、そこから6番、7番と3連続バーディを奪うと、9番では手前カラーから8ヤードをパターで沈めて前半を「32」で折り返す。
10番、11番とこの日2度目の3連続バーディを奪い、17番でもバーディとすると2位との差は3打にまで広がった。しかし、18番でティショットを右に曲げてダブルボギーとし、通算10アンダー、2位と1打差でホールアウト。「私はこういうミスをしてしまうことがあるけど、でも2日目の最終ホールで良かったです。逆に気を引き締めて最終日に臨めるので、明日につなげていきたいです」と、その表情は明るかった。
「ゴルフの内容はそんなに悪くなかったし、18番も少しだけ曲がって木に当たって跳ねてしまった結果。そんなに大きなミスショットではないので、落ち込むことなく気を引き締めて明日に向けて切り替えられると思います」。
1打差の2位には、高校の後輩・木戸愛にアン・ソンジュ、黄アルムがつけている。さらに1打差で服部真夕、李知姫ら4名がひしめき混戦は必死。「とにかくショットの調子が良くなっているし、コース内でうまく調整できるようになってきた。明日もティショットをフェアウェイに置いたら、おのずと伸ばせると思う」。最近は勝ち星にこだわっているという有村。将来の大きな目標も見据えながら、目の前の一勝をつかみに行く。(岐阜県瑞浪市/今岡涼太)