メジャーに強い!! T.ワトソンが全英タイトル6冠目!!
米国チャンピオンズツアーは、欧州シニアツアーとの共同で、スコットランドのウェスティンターンベリーリゾートで「マスターカード全英シニアオープン」を開催した。昨年までは欧州ツアーのイベントとして行われてきたが、今年から米チャンピオンツアーのメジャー^トーナメントに昇格。ジャック・二クラスなど、ツアーを代表する選手がスコットランドに集結した。
5月の行われた「全米オープン」以来、出場する試合でほとんど優勝争いをしているとトム・ワトソンが今週もトーナメントの中心になった。レギュラーツアーのメジャーで首位をキープすることは、54歳のワトソンには難しい。しかし今回はシニア。これまでチャンピオンズツアーで5勝を挙げているワトソンは、そのうちの4試合がメジャー大会と、大舞台で強さを発揮している。
今週は初日首位の後、2、3日目は3位につけ逆転のチャンスを窺っていた。そして最終日、10番パー4でイーグルを奪うなど順調にスコアを伸ばした。通算17アンダー、首位をキープするカール・メイソンを1打差で追いかけていたが、最終ホールでボギーを叩き2打差になってしまい万事休す。
ところが、ワトソン以上に安定したゴルフをしていたメイソンが、最終ホールで痛恨のダブルボギーを叩いた。半分諦めモードだったワトソンに、プレーオフの出場資格が舞い降りたのだ。そして、プレーオフの2ホール目でワトソンが決着をつけた。ワトソンはレギュラーツアーの全英オープンで5勝し、全英シニアでの1勝目を加え6つ目のタイトルを掴んだ。
今週日本からは7名が出場し、4名が決勝ラウンドに進んだ。3日目に6アンダー9位まで浮上した青木功は、最終日にスコアを1つ落としてしまい14位。昨年度欧州ツアーの賞金王になった海老原清治は、1オーバー37位。そして、昨年のこの大会で優勝した須貝昇は、3オーバー46位で終了。さらに昨年は海老原と共に5位タイに入った高橋勝成は、オーバー62位。今年は日本選手の目立った活躍は見られなかった。