2017/07/27新製品レポート

「簡単に高弾道が打てる」ムジーク オンザスクリュー I.C.E ユーティリティ

ウッドのように球が上がるアイアン型UT 【ミーやん】ムジークの『オンザスクリュー I.C.E ユーティリティ』は、中空構造のチタン製アイアン型ユーティリティです。昨年末に発売されたモデルですが、要望がありロフト角のバリエーションが追加されたそうです。今回試打するのは、5番アイアン相当のロフト角27度のモデルです。アマチュアにはニーズが多そうなロフト角です。 【ツルさん】僕は、他の場所で試打したことがあります。他に類を見ないアイアン型のユーティリティですよ。まずはミーやんが試打して、感想を聞かせてください。ビックリするはずです(笑)。 【ミーやん】アイアン型ユーティリティにしては、構えたときのヘ...
2017/07/31新製品レポート

「プロが好みそうなアイアン型UT」マスダゴルフ HBI ユーティリティ

球筋を操作して狙っていける上級者向け 【ミーやん】最近、男子ツアーではアイアン型ユーティリティが流行していますが、マスダゴルフからも新たなモデルが登場しました。ヘッドは、フェース素材にカスタム455SS、ボディ素材に8620マイルドスチールを使用した中空構造になっています。 【ツルさん】構えてみると、フェースのシェイプや見え方は、まさしくマスダゴルフのアイアン形状です。トップブレードは厚めですが、しっかりとラインを出して狙っていけそうな雰囲気を持っています。ヘッド全体がサテン仕上げになっていて、バックフェースにあしらわれた赤色が特徴的です。アスリート感があって、カッコいいクラブですね。 【ミー...
2017/07/20新製品レポート

「3年ぶり新作はエアーズロック型フェース」アキラ ADR ドライバー

見た目ほどやさしくないが、初速を出しやすい 【ミーやん】アキラのADRシリーズから3年ぶりの新作となるドライバーが登場しました。一般的なプレス製法で作られる山型フェースではなく、専用成形ドリルを使った「エアーズロック型フェース」を採用しているのが特徴です。 【ツルさん】ルール適合モデルですが、肉厚部と薄肉部の差をはっきりと作り出すことで、より大きなトランポリン効果が得られるとのことです。クラウンがマットブラックに塗装された460ccのヘッドは、シャローフェースで扁平感があり、大きく見えます。 【ミーやん】構えてヘッドを見下ろすと、バルジ(フェースの横方向の丸み)が大きいのが分かります。ほんの少...
2017/10/10新製品レポート

「年間王者J.トーマス仕様のパター」スコッティキャメロン フューチュラ 5.5M

ブレード型のような振り心地のマレット型 【ミーやん】2017年度PGAツアーのフェデックスカップ年間王者となり、賞金1000万ドルを獲得したジャスティン・トーマス。その活躍を受けて、彼が使っているプロトタイプのパターを市販化したモデルが発売されることになりました。それがこの『フューチュラ5.5M パター』です。 【ツルさん】実際にトーマスが使っているのは、2014年に発売された『フューチュラX5 パター』を溶接ネックにしたプロトタイプ。ヘッド形状が近いのは、現行モデルでは『フューチュラ5W パター』です。ただ、トーマス特注の仕様を受け継いでいるのは、こちらの『フューチュラ5.5M パター』と言...
2017/07/03新製品レポート

「転がりが安定する独自の溝を搭載」イーブンロール ER7 パター

スムーズにストロークできて打感もいい 【ミーやん】今回お試しするのは、イーブンロールという新しいメーカーのパターです。これまでに『2バー・パター』などのヒット作を生み出してきたゲーリン・ライフ氏が手掛けているんだとか。ツルさんは、すでにこのパターを購入したと聞きましたが、本当ですか? 【ツルさん】海外では昨年から話題になっていて、僕は『ER2』というモデルを購入しました。ヘッド素材に303ステンレスを使ったミルドパターで、シンプルながらも高級感があります。いちばんの特徴は、フェースに採用されている独自のグルーブ(溝)です。芯を外して打ったときに、距離や方向性のバラツキを抑える効果があるそうです...
2017/09/11新製品レポート

「構えやすい“爆飛び”アイアン」ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン

目を疑うような飛びを体験できる 【ミーやん】新しいJGRシリーズのアイアンは2機種ありますが、今回はやさしいほうの『JGR HF1 アイアン』を試打します。フェース素材には高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」を採用し、L字型設計とパワースリットによって高初速を生み出す飛距離追求型のモデルです。 【ツルさん】“爆飛び”というキャッチコピーが使われていて、従来の『JGR ハイブリッド フォージド』の後継となるモデルです。かなりの幅広ソールが特徴的なアイアンで、構えたときにはソールの出っ張りが目に入ります。けれど、フェース形状がとてもキレイなので、フェース側だけを見ていれば、アスリ...
2017/09/21新製品レポート

「“爆飛び”アイアンの兄弟モデル」ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン

“やや飛び”でまっすぐ打ちやすい 【ミーやん】『ツアーB JGR HF2 アイアン』は、以前に試打して“爆飛び”を経験できた『ツアーB JGR HF1 アイアン』の兄弟モデル。ソール幅が広めのモデルですが、『HF1』みたく極端ではありません。フェース素材に高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」が使われていて、L字型設計とパワースリットを採用しているところは同じです。 【ツルさん】さっそく打ってみましたが、弾くフェースなのに打感がいいですね。「グシッ」と手に残る感触があります。フェース内部にポリマーが充填されている構造らしいのですが、それが効いています! 【ミーやん】ボクが打つと...
2017/11/26新製品レポート

ミスヒットに強いってステキ! ゼクシオ テン アイアン

払い打ちでラクに飛ばしたい人に 【ミーやん】 ゼクシオのアイアンといえば、チタンフェースですよね。新登場する『ゼクシオ テン アイアン』にも、もちろんチタンフェースが採用されています。従来モデルよりもタングステンウエイトをソール後方に配置することで、ヘッドの深重心化を実現しているそうです。 【ツルさん】 前モデル『ゼクシオ ナイン アイアン』よりもロフト角が1度ストロング化されて7番で29度になり、カーボンシャフトは0.25インチ長尺化されています。『ゼクシオ テン アイアン』は、今までと同じように振っても少し飛ばせるように設計されています。どれぐらい飛ばせるのか楽しみですね。 【ミーやん】 ...
2017/08/21新製品レポート

「振れば振るほど低スピン!?」マルマン マジェスティ ロイヤル SP ドライバー

厚くインパクトすると“超”低スピンになる 【ミーやん】『マジェスティ ロイヤル SP ドライバー』は、従来の『マジェスティ ロイヤル ブラック ドライバー』の後継となるモデルです。ヘッド体積は460ccですが、長尺の影響もあって、構えてみるとヘッドが小ぶりに見えます。 【ツルさん】前作は、ヘッドスピードが速めのゴルファーにも対応する“振れる長尺”として開発されたドライバーでした。新モデルはフレックスSで総重量が293グラム、長さが46.5インチと考えると、ヤワなモデルではなさそうですね。しっかり振って、どんな性能なのかを確かめてみましょう。 【ミーやん】これは困りました。打つ球すべてが低スピン...
2017/05/15新製品レポート

「マスターモデルを忠実に再現」テーラーメイド ミルド グラインド ウェッジ

扱いやすさとスピン性能が優秀 【ミーやん】テーラーメイドの新ウェッジは、その名のとおりミルド グラインドが特徴です。ソールに付いている細かいミルド跡からも分かるとおり、コンピュータ制御によるミルドによって、マスターモデルを忠実に再現しているそうです。 【ツルさん】人間の手で削っていないから、本来あるべきモデルどおりに作ることができて、個体差が少ないということですよね。そのほかにも、シャフトの接着寸を従来よりも長くして、スルーボア設計とソフトポリマーを採用するなど、かなり凝った作りになっています。そういった構造によって、フェースセンターに重心位置を近づけてあるのも特徴です。 【ミーやん】このウェ...
2017/05/01新製品レポート

「ウッドとの打感がそろうアイアン」フォーティーン FH900 フォージドアイアン

球筋を操作しながら、距離をきっちり打ち分けられる 【ミーやん】こちらの『FH900 フォージドアイアン』は、フォーティーンが「プレミアム・ツアーモデルアイアン」と銘打っているモデルです。ヘッド素材はS20Cの軟鉄鍛造。キャビティバック形状ですが、キャビティの中央部に厚みを持たせてあるデザインが特徴的です。 【ツルさん】バックフェースのデザインが、とてもかっこいいですね。ヘッドは大きすぎず、小さすぎず、アスリートが違和感なく構えられるシャープな形状です。7番アイアンでは、ショートアイアンやウェッジにつながるトップラインの丸さが感じられます。ストレートネックですが、球がつかまりやすそうに見えます。...
2017/05/04新製品レポート

「片山晋呉が望んだアイアン」グローブライド オノフ フォージドアイアン KURO

飛距離よりも正確性を重視するゴルファーに 【ミーやん】オノフの中上級者モデル、KUROシリーズが一新されました。ドライバーからウェッジまで、片山晋呉プロの要望をもとに開発されたモデルです。アイアンは、ダブルニッケルメッキ仕上げで、シャンパンゴールドのような色合いが特徴的です。 【ツルさん】打感が硬めに感じられる現代のスピン系ツアーボールに合うように、ヘッド素材には軟らかいS20Cが使われています。仕上げのダブルニッケルメッキは、打感の軟らかさを感じやすい仕上げだそうです。素材や仕上げにも、こだわって作られていることが分かります。 【ミーやん】プロ仕様モデルですが、トップブレードは厚めです。また...
2017/04/24新製品レポート

「つかまり感があってミスにも強い」テーラーメイド M2 レスキュー

ウッドと同じツートンカラーのヘッドを新採用 【ミーやん】新しいM2シリーズのユーティリティは、ウッドからの流れを意識してデザインされたようです。前作は黒一色のヘッドでしたが、ドライバーやフェアウェイウッドと同じ白黒のツートンカラーが採用されました。 【ツルさん】統一感があって、このほうがいいですね。クラウンはカーボン素材ではなくてステンレススチールです。技術的にはカーボンクラウンも可能だと思いますが、そもそもユーティリティはクラウンの投影面積が小さいし、低重心にして飛距離を稼ぐクラブでもないので、適材適所ということなのでしょう。ひょっとすると、次モデルではカーボンクラウンが採用されているかもし...
2017/04/20新製品レポート

「契約外の大物プロMも使用中!」テーラーメイド M2 フェアウェイウッド

ヘッドが大きくなって、やさしさが増した 【ミーやん】昨年発売された前作の「テーラーメイド M2 フェアウェイウッド」は、「とにかく飛ぶ!」と国内男子ツアーでは大評判だったモデルです。その新モデルは、ヘッド体積が20 ccアップしました。マスターズに出場した契約外の日本人選手Mも、3Wだけはこのクラブをバッグに入れていたようです。 【ツルさん】僕も前作モデルをめちゃ気に入って使っていました。すでにこの新モデルも購入済みで、現在は工房でリシャフトを依頼しているところです(笑)。前作は低スピンで飛ばせるだけでなく、地面から打っても打ち出しが高くて、ミスに強いのが長所でした。新モデルはヘッドが大きくな...
2017/04/27新製品レポート

「アバウトに打っても、まっすぐ飛んでくれる」キャスコ パワートルネード ユーティリティ ウェッジ

「ピシャーッ」と弾いて、高いボールが打てる 【ミーやん】パワートルネードは、アマチュアがやさしく使えるユーティリティを生み出してきたキャスコのブランドです。新作は、ウェッジのようにグリーンに球を止めて寄せられるというコンセプトのもとに「ユーティリティ ウェッジ」と名付けられています。 【ツルさん】ヘッド後方を盛り上げた形状にすることで、ウェッジのように打ち込みやすく設計されています。シャフトも一般的なものとは異なり、チップ側が通常より太い専用設計のものが装着されていて、カーボン特有のしなり感と、スチールのような低トルクを備えていますよ。では、ミーやんから試打をどうぞ! 【ミーやん】打音は、「ピ...
2017/04/17新製品レポート

「低スピンで驚きの飛距離」キャロウェイ GBB エピック スター フェアウェイウッド

球が上がればドライバー級の飛距離!? 【ミーやん】今回試打するのは、接着ヘッドの『GBB エピック スター フェアウェイウッド』。クラウンには「トライアクシャル・カーボン」という超軽量素材が使われていて、さらなる深・低重心化が図られているそうですよ。 【ツルさん】エピックというと、フェース裏に設置した2本のバー構造「ジェイクブレイク・テクノロジー」が盛んにアピールされていますが、あれはドライバーのみなんですよね。フェアウェイウッドは、従来どおりのカップフェース構造になっています。地面から打って、どれぐらい飛ばせるのか。そこに注目ですね。 【ミーやん】構えてみると、ヘッドの大きさがちょうどいいで...
2017/04/13新製品レポート

「スライサーにとっての救世主」マルマン シャトル NX-1 ドライバー

フェースが開いてスピン過多の人に効果絶大! 【ミーやん】マルマンのシャトルというと、ボールを高く上げやすいフェアウェイウッドで有名なブランドですが、新シリーズはドライバーからアイアンまでのフルラインアップです。今回試打するのは、そのドライバーになります。 【ツルさん】クラウン部分に軽量かつ高強度の「真空ドライカーボン」を採用するなど、とても凝った作りのドライバーなんですよね。素材と構造を考えると、本当にこの価格でいいのかなって思ってしまうぐらいバリュー感のあるクラブです。とはいえ、肝心なのはどんな球筋が出るかどうか。さっそく試打してみましょう。 【ミーやん】打ってみると、「ピシャーッ」と心地よ...
2017/06/29新製品レポート

「左を怖がらずに叩いて飛ばせる」プロギア RS-F 2017 ドライバー

チーピンでスコアを崩してしまうゴルファーに 【ミーやん】『RS-F 2017 ドライバー』は、フェード弾道を打つために設計されたモデルです。前回試打した兄弟モデル『RS 2017 ドライバー』と比べると、少しだけ厚みのあるヘッド形状になっていて、ヘッド後方にかけての長さも抑えられています。フェース角は、『RS 2017 ドライバー』がマイナス2度であるのに対して、こちらはマイナス3度右を向いています。 【ツルさん】ライ角が『RS 2017 ドライバー』より3度フラット(56度)に設計されている影響もあって、アドレスすると、かなりフェースが右を向いているように見えます。左に飛ばない雰囲気があるの...
2017/06/26新製品レポート

「初速が上がって安定感もある」プロギア RS 2017 ドライバー

ほどよい球のつかまり感で右にスッポ抜けない 【ミーやん】プロギア RS シリーズのドライバーが約1年でモデルチェンジして、「RS 2017 シリーズ」として新発売されました。今回もドロー設計のスタンダードモデルと、フェード設計のモデルの2種類が用意されています。 【ツルさん】ルール上限までフェースの反発を高めてあるのがウリのドライバーですが、前作は『RS-F ドライバー』のトウ側上部の反発係数がルールに抵触してしまい、全品回収になってしまったのは記憶に新しいところです。今年の「RS 2017 シリーズ」は、まさにプロギアのリベンジ・モデルと言えるでしょう。新モデルはルール適合ながらも、なんとフ...