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2日間の後半9ホールで「59」をマークしたのは?

<P.リードが連日の「63」をマーク!>

PGAツアーのキャリアでは、これまで2度「63」の好スコアで回ったパトリック・リード。そんな彼は今回の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で、初日と2日目の2日連続で「63」をマークした。今週のPGAウェストでのトーナメントでは連続で9アンダーをマークし、2位に2打差を付け首位の座をキープしている。

リードいわく、初日はドライバーに不安を抱えていたというものの、ラ・キンタ・カントリークラブでの2日目には自信を持っていたという。

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「ラ・キンタを回ると、フェアウェイはどこよりも狭いから、小さなターゲットにしっかり集中できるんだ」と、リード。「出だしが良かったから、序盤の2ホールで自信をつけたよ」。

2位は、この日パーマーコースで「63」をマークしたブレンドン・トッド。3打差の3位は15アンダーのライアン・パーマーだ。ヒュマナの優勝経験があるチャーリー・ホフマンは、4打差の4位となっている。パーマーは初日後半を「29」、2日目前半を「30」とし、これだけで計13アンダーとした。

PGAツアー2度目のシーズンでは先手を打っているリード。2013年のフェデックスカップ・プレーオフ前の最後の大会「ウィンダム選手権」で最初の勝利を手にしていた。そして自身にとってPGAツアー46戦目での2勝目を狙っている。

<ホールインワン!>

キーガン・ブラッドリーは最近、自身の友人ジェイソン・ダフナーを指導するチャック・クックを新たなスイングコーチとして迎えた。そんなブラッドリーは2日目を「66」でフィニッシュ。ニクラス・プライベートでの540ヤード、17番ホール(パー3、この日8番目のホール)で2フィート(約61cm)まで寄せ、その後180ヤードの3番ホール(パー3)ではキャリア初のホールインワンを達成した。使ったのは7番アイアンだった。「最高のアタリだったね」と振り返るブラッドリー。「正しい方向へと向かい、(カップに)入ったんだ」と、ブラッドリー。彼は2日目を終え、9アンダーの「135」(69-66)で22位タイにつけている。

<後半に強いパーマー>

ヒュマナでの18ホールを「59」で回ったライアン・パーマー。とはいってもこのスコアは同じ日のものではなく(60以下で回るのはかなり有利になっただろう)、最初の2日間のそれぞれ後半9ホールでの結果だ。

初日のパーマーコースでの後半は7アンダー「29」で回り、2日目のラ・キンタでの後半は6アンダーの「30」をマーク。後半9ホールでは合計13アンダー、前半では合計2アンダーで、2日間の前半はそれぞれ1アンダーの「35」で回った。結局、2日目は7アンダーの「35」で終え、満足感と共にラ・キンタを後にしたパーマー。「いつもならこのコースは僕にとって“宿敵”なんだ。これまではロースコアで回ることができなかったからね。だけど(今回は)うまく行った。僕にとっては大きなことだよ」と語っている。

パーマーは3日目、今回の3コースの中でも最も易しいといわれるPGAウェストのニクラス・プライベートでプレーする予定。彼は昨年のヒュマナでは6位、2011年は4位で終えている。

<NFLのファン同士が火花?>

米ワシントン州タコマ生まれのマイケル・パットナムは今週、(同州シアトルに本拠地を置くNFLチーム)シーホークス魂を見せている。彼はシーホークスのヘッドカバーをウッドにかぶせ、ブルーフライデーの一環としてシーホークスのチームカラーを身に着けていた。なお、ブルーフライデーのシアトル地域では、シーホークスにまつわる服を着ている人々に対し、割引も行なっている。シーホークスは今週日曜日のNFC(ナショナル・カンファレンス)の決勝でサンフランシスコ・49ersと戦う。うまくいけば、パットナムが日曜日の最終ラウンドでスペンサー・レビンとペアを組むこともあるだろう。レビンは北カリフォルニア出身で、今週はキャディバッグに49ersのヘッドカバーを付けているのだ。

<PGAウェストでの好感触>

ブレンドン・トッドがPGAツアーのキャリアで、全65試合中10位以内に入ったことは1度しかない(2012年の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」での9位タイがそれだ)。だが今回のヒュマナの前半戦を終えた時点では、首位から2打差と健闘している。彼にはPGAウェストでの良い思い出があり、その2つのコースであるニクラス・トーナメントとTPCスタジアムで、2011年の最終予選会で優勝したのだ。

「グリーンを回って好感触だったし、おかしな点もないと思った」と、トッド。「僕は普段ショートゲームでうまくやっているし、そこではラフもさほどシビアじゃなかった。オーバーシードでグリーンの調子も良かったしね。僕はいつも、チップインやロングパットを決めるのにグリーンでは脅威になると思っていたんだ。

トッドは2013-14シーズンに向け、ウェブドットコムツアーを通じて再び調子を上げてきた。彼は母校ジョージア大学の慣れ親しんだコースでの「スタジオン・クラシック」で優勝し、TPCソーグラスでのウェブドットコムツアーでも2位でフィニッシュ。シーズン初めから6回連続で予選通過を果たしたことにもなる。過去5試合のうち4回ではトップ30位以内に入り、フェデックスカップのランキングでは27位となっている。

ヒュマナ前半戦を終えた時点で、トップ10に入ったジョージア大学出身の選手3人のうちの1人となるトッド。リードは1シーズンをジョージア大学でプレーしたのち、オーガスタ州立大学に移ってNCAAチャンピオンシップでの2年連続優勝に貢献した。8位タイのハリス・イングリッシュもまた、ジョージア大学のブルドッグスでプレーした。ブルドッグスの練習スケジュールは融通がきくものだったが、一方で、プレーヤーたちは試合で結果を出し続けることを求められていた。それはチームの遠征メンバーに選ばれるための資格を得るプロセスが厳しいものだったからだ。

イングリッシュは妥当な10アンダーをマークしたものの、5人の出場メンバーには選ばれなかったことを「そういうものなんだ」と振り返っている。

<お勤めご苦労>

海軍学校を出て、海軍の軍務に就いていたビリー・ハーレーは2日目、PGAウェストのゴルフ練習場で元最高司令官のビル・クリントンと会った。ハーレーは今週、海軍のゴルフバッグを担いでいる。

<接戦>

ヒュマナ優勝経験を持つ3人は8位タイかそれよりも上位につけている。2007年王者のチャーリー・ホフマンは通算14アンダーで、首位のリードから4打差の4位につけた。2010年の覇者で11年は2位だったビル・ハースは首位から5打差の5位だ。2005年のチャンピオン、ジャスティン・レナードは8位タイにつけている。彼が2013年のシーズンで10位以内に入ったのは1度だけだったが、今季2度目のトップ10入りを狙っている。昨年の「OHLクラシックatマヤコバ」では6位タイでフィニッシュした。

その他にも、2日目には大きな動きが見られた。ジャスティン・トーマスが、初日よりも10少ない「64」で回り、順位を79ランク上げて63位タイに躍進。彼は先月PGAウェストでのQスクールでプレーし、「ウェブドットコムツアー」の出場権を手にした。スチュワート・シンクの2日目は「63」で、こちらも初日のスコアよりも10少なく、95ランクアップの34位タイへと順位を上げた。ブラント・スネデカーは2日目で前日よりも8少ない「64」をマークし、順位を79上げて34位タイに。2日目に「63」で回ったのはリード(ラ・キンタ)、トッド(パーマーコース)、シンク(ニクラス・プライベート)、ジェームス・ドリスコルの4人だった。

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2014年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション



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