2024/05/31中古ギア情報

ファイヤーソール、グローレ、DATA601…本当は教えたくない中古の“名器リスト”

各メーカーからの新商品リリースが少々落ち着く季節。クラブを買うために新品市場も中古市場も冷静な目で眺めているアナタのために、今回は“プチ名器”を紹介する。「プロが替えられない」という観点だけでなく、「あぁ懐かしい!」「まだまだ使える!」というアマチュア目線での逸品を探してみた。筆者が見つけたら即買いするつもりのクラブも記している。 コスパ最高! 中古ドライバーを選ぶならこの2本 「どのドライバーでゴルフを始めればいいですか? 予算はあまりないのですが…」という方にお勧めするのがテーラーメイドの「グローレ」(2012年)。国内女子ツアーやシニアツアーで絶大な人気を誇った。住友ゴム(ダンロップ)の...
2024/06/14中古ギア情報

ケプカ、デイ、片山晋呉… “使用者ぞくぞく”スリクソンのアイアンを今こそ中古で

ダンロップ(住友ゴム工業)のアイアンがツアーで好調だ。国内女子ツアーで多くのシェアを誇り、PGAツアーでもジェイソン・デイ、アダム・スコット(ともにオーストラリア)ら契約外でも使用した選手がいる。シニアツアー初優勝を挙げたばかりの片山晋呉も手に取った。中古市場でチェックしてみよう。 「スリクソン」の歴史 ゼクシオの陰に隠れていた時代も アイアンの歴史的名器としては、尾崎3兄弟が使ったブリヂストン「ジャンボMTN3」や中嶋常幸のミズノ「TN87」が有名だが、ダンロップにも「DPシリーズ」という名作があった。1988年に発売され、当時のプロや上級者がこぞって使用したアマチュア憧れの商品だ。 199...
2024/07/05中古ギア情報

プロは入れているのに…「7番ウッド」使わないの? 中古市場をCheck

「男性が使うフェアウェイウッドは5番まで。ショートウッドは女性やシニア用」…。そんな風に思い込んでいない? 国内女子ツアーでは最近、フェアウェイウッドよりウッド型UTが優勢になっているが、男子の超一流選手がショートウッドの7Wをバッグに入れていたりする。アダム・スコット(オーストラリア)にルドビグ・オーベリ(スウェーデン)、ホアキン・ニーマン(チリ)…。逆転現象発生中の7Wを中古で探してみた。 まずはショートウッドの歴史を深堀り ショートウッドに分類される7W流行の発端は1989年発売のキャロウェイ「S2H2メタル」だろう。当時「フェアウェイウッドは5番まで」という考えが一般的で、ロングアイア...
2023/01/13中古ギア情報

男子ツアーの“パット上手”使用パターは中古市場でハウマッチ?

プロでもアマチュアでもスコアメークの鍵はショートゲーム。特に最後の締めのパッティングはスコアアップの要だろう。今回は2022年の国内男子ツアー「平均パット数ランキング」の上位選手が使用するパターを中古ショップで調べてみた。 ランキング1位のチャン・キム(1.6996)が使用するのはピン「2023 アンサー パター」(2022年)。ピンのオーソドックスなアンサータイプのヘッド形状だが、トウ・ヒールにはタングステンが配置され、ミスヒットの強さもある。3万円台前半から見つけることができる。 2位の片岡尚之(1.7071)はオデッセイ「ホワイトホットXG 2ボールブレード パター」(2007年)を使用...
2022/03/04中古ギア情報

前作「エピック」ドライバーの中古価格がお手頃に

キャロウェイ「ローグ ST」シリーズの国内販売が、2月末より順を追ってスタートした。一方で、前年作となる「エピック」シリーズは1月になって値下げ(マークダウン)されたことに伴い、中古価格もお手頃感が増している。 「エピック SPEED ドライバー」は適度につかまり、低スピン性能のため飛距離を稼ぎやすいモデル。「エピック MAX ドライバー」は、スライスの具合をかなり軽減でき、ミスヒットにも強い。どちらも純正シャフト装着モデルで2万円台後半から手に入る。 「エピック MAX LS ドライバー」は、低スピンで左へのミスを嫌うハードヒッター向け。販売店を限定しているモデルのために中古在庫は少なめだが...
2024/08/09中古ギア情報

中古で「10K」をめぐる旅 実は昔からあった?「SQ」もひょっとして…

2024年春のゴルフ市場は「10K」に沸いた。10K=10000(1万)、この数字は慣性モーメントの大きさを指している。世はクラブにやさしさをもたらした“大・高慣性モーメント時代”。中古ショップで注目のドライバーを探した。 そもそも「慣性モーメント」って、なんだっけ 慣性モーメントは物体の「回転のしにくさ」、「回転の止めにくさ」を決める量のこと。大きければ大きいほど、回しにくいし、止めにくい。MOI(moment of inertia)と呼ばれ、単位はゴルフクラブにおいて、グラム平方センチメートル(g・cm2)で表されることが多い。10K=10000は、そのヘッドの慣性モーメントが1万g・cm...
2024/07/26中古ギア情報

アイツは6番だけどオレ8番!ムフフな“ぶっ飛びアイアン”をこっそり中古で

年々、飛距離が落ちてくると、パー3で手にするクラブはフェアウェイウッドやユーティリティ。同伴者が持つクラブが気になって「昔はオレもアイアンで打っていたのに…」と心がざわめく。アイアンは本来、狙った距離を打つクラブと分かっちゃいるけど、いつまでも飛ばしたいのがゴルファーの性というもの。巷で言うストロングロフトだって、流行りの“ぶっ飛び”モデルだって構わない、という方のために中古で飛び系アイアンを探した。 飛び系アイアンのルーツは 30年前、7番アイアンのロフト角は36度前後が一般的だった。それから約10年後に34度を切り、2023年度の売上上位10モデルを平均すると、30年前の5番のロフト角と遜...
2024/05/24中古ギア情報

1本あると超便利「アイアン型UT」のススメ 中古から始めてみよう

ユーティリティ(UT)といえばウッド型を思いつく方が多いだろう。しかし、ゴルファーによっては、シチュエーションによってはアイアン型も意外と武器になる。今回はアイアン型UTの歴史と、その選び方のポイントをまとめてみた。 UTはかつてアイアン型がメイン ユーティリティという言葉が一般的になるはるか昔、1988年にプロギアから発売された「インテスト」はアイアン形状のクラブで、ボティやフェース、シャフトがカーボン、ソールはステンレスというイマドキの構造だった。当時はパーシモン+スチールシャフトが全盛期とあって、その先進性が伺い知れる。そのカラーリングと形状から“タラコ”の愛称で親しまれた。 その後、メ...
2024/04/26中古ギア情報

中古のお宝探訪 知られざる「単品アイアン」の世界・ロングアイアン編

中古ショップのアイアン売り場で“揃いのセットではないアイアン”が置かれているエリアに目を向けている方はどれだけいるだろうか。いわゆる「単品アイアン」と呼ばれるクラブの束であり、隅っこのキャディバッグに無造作に詰め込まれていることが多い。実はこの中にも魅力的なモノが紛れ込んでいるのだ。 「単品アイアン」増殖の理由とは ジャンボ尾崎の全盛時代、およそ30年前のアイアンセットは、3IからSWまでの10本販売が一般的だった。本数が多く、新品で20万円超はザラで、購入には清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟が必要だった。 しかし、いまやロングアイアンは7W、9Wなどのショートウッドや、UTといったお助け...
2024/05/02中古ギア情報

中古お宝探訪 知られざる「単品アイアン」の世界・ウェッジ編

中古ショップのアイアン売り場で、揃いの“セットではないアイアン”が置かれているエリアをご存じだろうか。いわゆる「単品アイアン」と呼ばれるクラブの束だ。前回はロングアイアンに注目したが、今回はウェッジに目を向けていこう。 単品ウェッジ流行はタイガー・ウッズから 今でこそ「ウェッジは別売り」が一般的になったが、30年前まではプロや上級者もいわゆるアイアンセットに含まれるウェッジを愛用していた。尾崎将司らのブリヂストン「ジャンボMTN3プロシリーズ」や「J‘sチタンマッスル」、米ツアーで人気だったピン「アイ2」、全盛期の青木功が使っていたリンクス「マスターモデル」などはセットの一部として作られた。マ...
2024/03/15中古ギア情報

そろそろ「6番アイアン」もキツイ… 代わりの一本を中古で考えてミタ

少し前まで、5番アイアンを「もう打てない…」と嘆くアマチュアゴルファーは多かった。しかし今や6番アイアンですら、検討材料に入る時代だ。実際に国内女子ツアーでは6番を抜く選手がちらほらいて、青木瀬令奈に至っては「アイアンは8番から」。今回は6番の代わりになる中古クラブを考えてみた。 女子プロゴルファーの傾向は7番でロフト30~32度 アイアンのストロングロフト化が顕著で、国内女子ツアーでも7番のロフト角が30度から32度という選手が半数以上というデータがある。山下美夢有、岩井千怜、西郷真央もそのひとり。グリーンの一定の場所を狙いたいのに、グリーン上でボールを止めにくい番手になりつつあるのだ。森...
2024/02/23中古ギア情報

「初めてのマッスルバック」 入門 お買い得品は?まずは中古で挑戦

いつかは憧れのプロと同じマッスルバックアイアンを使いたい…そう願いつつ、躊躇(ちゅうちょ)してしまうゴルファーは多いはず。気持ちは大いに理解できる。打ってみたいが、不安のタネは打てるかどうかに尽きる。今回はマッスルバックを初めて購入する際の注意点や、オススメクラブを中古市場から紹介しよう。 解説しよう!そもそもマッスルバックとは 「マッスルバック」は通称であり、本来は「ブレードアイアン」や「フラットバック」と呼ぶのが一般的だ。アイアンは形状によって、大きく3つに分かれる。重量をトウ・ヒールやトップブレードに分散させたキャビティバックアイアン、重量を分散させて凹んでいる部分にフタをする中空アイ...
2024/02/09中古ギア情報

「前から使ってみたかったんだよね」タイトリストのUT 中古から始めてみよう

タイトリストのユーティリティ(以下UT)はツアープロに根強い人気があり、契約外の選手にも愛用者が多い。老舗のブランドイメージからも、アマチュアには使いこなせないのでは…と思いがちだ。アベレージゴルファーも使える良品を中古ショップから紹介しよう。 タイトリストのUT 知名度が“もうひとつ”な理由 国内女子ツアーではキャディバッグにウッド型UTを複数入れる選手が目立つが、男子では本数がぐっと減る。彼らはヘッドスピードが速く、ロングアイアンでも球を上げられるので、ウッド型UTを必要としていないという事情もある。また、ウッド型UTが目立ちにくいのは、欧米ツアーで使用選手が少ない事実も理由に挙げられそ...
2024/08/16中古ギア情報

もうバンカーなんてへっちゃら! “脱出特化型ウェッジ” を中古でリサーチ

“バンカーが好き“というアマチュアゴルファーは少ない。「入れるな」と言われても、ゴルフの神様に操られているかのように吸い込まれるのがバンカー。今回はその砂地からの脱出に長けた中古ウェッジを探してみた。 バンカーから脱出できない理由を分析 レッスンプロ曰く、バンカーが苦手な人は砂の上から球を高く上げられないのではなく、距離を出せない、つまり遠くに飛ばせないケースがほとんどだという。しかし、バンカー嫌いのアマチュアほど、高い球が出るロフト角の大きいウェッジを選びがち。本来なら距離を出しやすいウェッジを選ぶべきなのに…。また、バンカーではスタンスもフェースもオープンにするのがセオリーだが、練習量の...
2024/08/23中古ギア情報

J’s、TS201、ツアーB…ブリヂストンの軟鉄鍛造なぜ人気? お手頃中古リサーチ

ブリヂストンの新アイアン「241CB」、「242CB+」の前評判が高い(9月6日発売)。シーズン中にもかかわらず、国内ツアーの男女プロが変更する姿が目立つ。同社はかつて軟鉄鍛造アイアンで圧倒的な人気と売上を誇っていた。優れたモデルを中古で探してみた。 ジャンボ尾崎に憧れたゴルファーがこぞって買った 尾崎将司とブリヂストンの軟鉄鍛造アイアンは切り離して語れない。1980年代にスランプに陥った際に誕生したのが、自身が監修した「ジャンボMTN3」(1983年)だった。86年に4勝、87年に3勝。88年には「日本オープン」を含む5勝を挙げ、「ジャンボMTN3プロモデル」が発売された。 その後、ジャンボ...
2022/05/06中古ギア情報

高橋彩華のVセッティング 品薄パターを除けば中古で見つかる

国内女子ツアー「フジサンケイレディス」の難コースを攻略し、悲願の初優勝を飾った高橋彩華。今季よりクラブ契約をフリーにしており、キャディバッグには4社のクラブが混在している。今回は、バーディ数1位(5月2日現在)の攻撃的なゴルフを支える14本の中古状況をチェックしてみた。 ドライバーはテーラーメイド「ステルス ドライバー」(2022年)を使用。記録的な大ヒットとなったモデルだが、徐々に中古在庫が増えてきた。純正シャフトで5万円台前半、カスタムシャフト装着で6万円台前半から見つかる。 フェアウェイウッドはテーラーメイド「SIM2 MAX フェアウェイウッド」(2021年)の3番(15度)と5番(1...
2022/05/13中古ギア情報

アイアンのリシャフトは中古でクラブごとの購入がお得なケースも

最近のアイアン用シャフトはスチール、カーボンともに多様化が進み、バリエーションが増えている。ただ、リシャフトは本体価格に加えて本数分の工賃とグリップ代がかかり、費用が思ったよりもかかってしまう。 そこでオススメしたいのが、お目当てのシャフトが装着されている中古アイアンの購入だ。新モデルだとやや値は張るかもしれないが、それでも使用中のアイアンを下取りに出せば、ある程度は抑えられるだろう。 例えば、藤倉コンポジットのカーボンシャフト「MCI シャフト」(2012年)が装着されているミズノ「ミズノプロ 520 アイアン」(2019年)は6本セット8万5000円前後で発見できた。新品モデル1本の本体価...
2022/05/20中古ギア情報

中古で試す価値あり? コブラ新作登場で過去モデルがお手ごろに

年始からテーラーメイド「ステルス」とキャロウェイ「ローグ ST」に高い関心が寄せられる中で、3月に発売されたコブラ「LTDx」シリーズのドライバーの人気がジワジワと上がっている。これは、口コミや試打動画の高評価を受けてのもの。中古ショップで調べてみると、「キング LTDx ドライバー」、「キング LTDx LS ドライバー」、「キング LTDx MAX ドライバー」の3モデルともに、純正シャフト装着モデルを5万円台から見つけることができた。 よりコスパ良くコブラの性能を確かめたければ、新作の登場で値下がりしている過去モデルのドライバーがお勧めだ。前作「RADSPEED」シリーズ(2021年)は...
2022/05/27中古ギア情報

プロに人気の高慣性モーメント&浅重心パターを中古で入手

今季の国内ツアーで、慣性モーメント(MOI)が高く、重心が浅めのパターが存在感を増している。高MOIのパターは直進性に優れる一方で、操作性が落ちて打感がボヤけるデメリットもある。高MOIを維持しつつ重心を浅めに設計し、ミスヒットへの強さと操作性を両立させたことがプロ人気の高い理由だろう。今回は、そんな高MOI・浅重心のパターを中古ショップで探してみた。 オデッセイ「ELEVEN(イレブン)パター」(2022年)は、2つのウェイトをフェース寄りに搭載することで、大型のネオマレットながら浅重心化を実現したモデル。今季1勝の稲森佑貴と比嘉一貴のほか、投入する男子プロが増えている。中古ショップでは、3...
2022/06/03中古ギア情報

こだわり優先? 契約外のプロが使うFWを中古で調査

プロのクラブセッティングを見ると、契約メーカー以外のフェアウェイウッド(FW)を入れていることが意外と多い。契約条件によってはFWが含まれていないケースもあり、プロにとって強くこだわりたいクラブなのだろう。今回は、そんな契約外や、契約フリーの選手が愛用するFWを中古で探してみた。 多くのプロが使用しているのが、キャロウェイ「ローグST」シリーズ(2022年)のFW。片山晋呉、桂川有人、池田勇太、堀琴音、藤田さいきら、男女を問わず手にしている。ほとんどの選手は市販品とは異なるプロトタイプを使用するが、市販の「ローグ ST MAX フェアウェイウッド」、「ローグ ST MAX LS フェアウェイウ...