2017/07/20新製品レポート

「3年ぶり新作はエアーズロック型フェース」アキラ ADR ドライバー

見た目ほどやさしくないが、初速を出しやすい 【ミーやん】アキラのADRシリーズから3年ぶりの新作となるドライバーが登場しました。一般的なプレス製法で作られる山型フェースではなく、専用成形ドリルを使った「エアーズロック型フェース」を採用しているのが特徴です。 【ツルさん】ルール適合モデルですが、肉厚部と薄肉部の差をはっきりと作り出すことで、より大きなトランポリン効果が得られるとのことです。クラウンがマットブラックに塗装された460ccのヘッドは、シャローフェースで扁平感があり、大きく見えます。 【ミーやん】構えてヘッドを見下ろすと、バルジ(フェースの横方向の丸み)が大きいのが分かります。ほんの少...
2017/10/10新製品レポート

「年間王者J.トーマス仕様のパター」スコッティキャメロン フューチュラ 5.5M

ブレード型のような振り心地のマレット型 【ミーやん】2017年度PGAツアーのフェデックスカップ年間王者となり、賞金1000万ドルを獲得したジャスティン・トーマス。その活躍を受けて、彼が使っているプロトタイプのパターを市販化したモデルが発売されることになりました。それがこの『フューチュラ5.5M パター』です。 【ツルさん】実際にトーマスが使っているのは、2014年に発売された『フューチュラX5 パター』を溶接ネックにしたプロトタイプ。ヘッド形状が近いのは、現行モデルでは『フューチュラ5W パター』です。ただ、トーマス特注の仕様を受け継いでいるのは、こちらの『フューチュラ5.5M パター』と言...
2017/07/03新製品レポート

「転がりが安定する独自の溝を搭載」イーブンロール ER7 パター

スムーズにストロークできて打感もいい 【ミーやん】今回お試しするのは、イーブンロールという新しいメーカーのパターです。これまでに『2バー・パター』などのヒット作を生み出してきたゲーリン・ライフ氏が手掛けているんだとか。ツルさんは、すでにこのパターを購入したと聞きましたが、本当ですか? 【ツルさん】海外では昨年から話題になっていて、僕は『ER2』というモデルを購入しました。ヘッド素材に303ステンレスを使ったミルドパターで、シンプルながらも高級感があります。いちばんの特徴は、フェースに採用されている独自のグルーブ(溝)です。芯を外して打ったときに、距離や方向性のバラツキを抑える効果があるそうです...
2017/09/11新製品レポート

「構えやすい“爆飛び”アイアン」ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン

目を疑うような飛びを体験できる 【ミーやん】新しいJGRシリーズのアイアンは2機種ありますが、今回はやさしいほうの『JGR HF1 アイアン』を試打します。フェース素材には高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」を採用し、L字型設計とパワースリットによって高初速を生み出す飛距離追求型のモデルです。 【ツルさん】“爆飛び”というキャッチコピーが使われていて、従来の『JGR ハイブリッド フォージド』の後継となるモデルです。かなりの幅広ソールが特徴的なアイアンで、構えたときにはソールの出っ張りが目に入ります。けれど、フェース形状がとてもキレイなので、フェース側だけを見ていれば、アスリ...
2017/09/21新製品レポート

「“爆飛び”アイアンの兄弟モデル」ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン

“やや飛び”でまっすぐ打ちやすい 【ミーやん】『ツアーB JGR HF2 アイアン』は、以前に試打して“爆飛び”を経験できた『ツアーB JGR HF1 アイアン』の兄弟モデル。ソール幅が広めのモデルですが、『HF1』みたく極端ではありません。フェース素材に高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」が使われていて、L字型設計とパワースリットを採用しているところは同じです。 【ツルさん】さっそく打ってみましたが、弾くフェースなのに打感がいいですね。「グシッ」と手に残る感触があります。フェース内部にポリマーが充填されている構造らしいのですが、それが効いています! 【ミーやん】ボクが打つと...
2017/11/26新製品レポート

ミスヒットに強いってステキ! ゼクシオ テン アイアン

払い打ちでラクに飛ばしたい人に 【ミーやん】 ゼクシオのアイアンといえば、チタンフェースですよね。新登場する『ゼクシオ テン アイアン』にも、もちろんチタンフェースが採用されています。従来モデルよりもタングステンウエイトをソール後方に配置することで、ヘッドの深重心化を実現しているそうです。 【ツルさん】 前モデル『ゼクシオ ナイン アイアン』よりもロフト角が1度ストロング化されて7番で29度になり、カーボンシャフトは0.25インチ長尺化されています。『ゼクシオ テン アイアン』は、今までと同じように振っても少し飛ばせるように設計されています。どれぐらい飛ばせるのか楽しみですね。 【ミーやん】 ...
2017/05/15新製品レポート

「マスターモデルを忠実に再現」テーラーメイド ミルド グラインド ウェッジ

扱いやすさとスピン性能が優秀 【ミーやん】テーラーメイドの新ウェッジは、その名のとおりミルド グラインドが特徴です。ソールに付いている細かいミルド跡からも分かるとおり、コンピュータ制御によるミルドによって、マスターモデルを忠実に再現しているそうです。 【ツルさん】人間の手で削っていないから、本来あるべきモデルどおりに作ることができて、個体差が少ないということですよね。そのほかにも、シャフトの接着寸を従来よりも長くして、スルーボア設計とソフトポリマーを採用するなど、かなり凝った作りになっています。そういった構造によって、フェースセンターに重心位置を近づけてあるのも特徴です。 【ミーやん】このウェ...
2017/05/11新製品レポート

「マスターズを制したガルシアの優勝パター」テーラーメイド スパイダー ツアー レッド

ブラックよりも打感がマイルドでしっとり 【ミーやん】前回試打した『スパイダー ツアー ブラック』に続いて、今回は赤いほうの『スパイダー ツアー レッド』を試打します。こちらは、もともとジェイソン・デイのために開発されたモデルです。今年のマスターズではセルヒオ・ガルシアが使用して、オーガスタナショナルのガラスのグリーンを攻略しました。すでに大人気で、限定発売モデルということもあり、取扱店では品薄状態だそうです。 【ツルさん】マスターズの決勝ラウンドではガルシアが勝負どころのパットを決めきれなくて、視聴者はもどかしい思いをしましたよね(笑)。でも4日間のトータルで考えると、ガルシアのパッティングは...
2017/05/01新製品レポート

「ウッドとの打感がそろうアイアン」フォーティーン FH900 フォージドアイアン

球筋を操作しながら、距離をきっちり打ち分けられる 【ミーやん】こちらの『FH900 フォージドアイアン』は、フォーティーンが「プレミアム・ツアーモデルアイアン」と銘打っているモデルです。ヘッド素材はS20Cの軟鉄鍛造。キャビティバック形状ですが、キャビティの中央部に厚みを持たせてあるデザインが特徴的です。 【ツルさん】バックフェースのデザインが、とてもかっこいいですね。ヘッドは大きすぎず、小さすぎず、アスリートが違和感なく構えられるシャープな形状です。7番アイアンでは、ショートアイアンやウェッジにつながるトップラインの丸さが感じられます。ストレートネックですが、球がつかまりやすそうに見えます。...
2017/05/04新製品レポート

「片山晋呉が望んだアイアン」グローブライド オノフ フォージドアイアン KURO

飛距離よりも正確性を重視するゴルファーに 【ミーやん】オノフの中上級者モデル、KUROシリーズが一新されました。ドライバーからウェッジまで、片山晋呉プロの要望をもとに開発されたモデルです。アイアンは、ダブルニッケルメッキ仕上げで、シャンパンゴールドのような色合いが特徴的です。 【ツルさん】打感が硬めに感じられる現代のスピン系ツアーボールに合うように、ヘッド素材には軟らかいS20Cが使われています。仕上げのダブルニッケルメッキは、打感の軟らかさを感じやすい仕上げだそうです。素材や仕上げにも、こだわって作られていることが分かります。 【ミーやん】プロ仕様モデルですが、トップブレードは厚めです。また...
2017/04/24新製品レポート

「つかまり感があってミスにも強い」テーラーメイド M2 レスキュー

ウッドと同じツートンカラーのヘッドを新採用 【ミーやん】新しいM2シリーズのユーティリティは、ウッドからの流れを意識してデザインされたようです。前作は黒一色のヘッドでしたが、ドライバーやフェアウェイウッドと同じ白黒のツートンカラーが採用されました。 【ツルさん】統一感があって、このほうがいいですね。クラウンはカーボン素材ではなくてステンレススチールです。技術的にはカーボンクラウンも可能だと思いますが、そもそもユーティリティはクラウンの投影面積が小さいし、低重心にして飛距離を稼ぐクラブでもないので、適材適所ということなのでしょう。ひょっとすると、次モデルではカーボンクラウンが採用されているかもし...
2017/04/27新製品レポート

「アバウトに打っても、まっすぐ飛んでくれる」キャスコ パワートルネード ユーティリティ ウェッジ

「ピシャーッ」と弾いて、高いボールが打てる 【ミーやん】パワートルネードは、アマチュアがやさしく使えるユーティリティを生み出してきたキャスコのブランドです。新作は、ウェッジのようにグリーンに球を止めて寄せられるというコンセプトのもとに「ユーティリティ ウェッジ」と名付けられています。 【ツルさん】ヘッド後方を盛り上げた形状にすることで、ウェッジのように打ち込みやすく設計されています。シャフトも一般的なものとは異なり、チップ側が通常より太い専用設計のものが装着されていて、カーボン特有のしなり感と、スチールのような低トルクを備えていますよ。では、ミーやんから試打をどうぞ! 【ミーやん】打音は、「ピ...
2017/06/29新製品レポート

「左を怖がらずに叩いて飛ばせる」プロギア RS-F 2017 ドライバー

チーピンでスコアを崩してしまうゴルファーに 【ミーやん】『RS-F 2017 ドライバー』は、フェード弾道を打つために設計されたモデルです。前回試打した兄弟モデル『RS 2017 ドライバー』と比べると、少しだけ厚みのあるヘッド形状になっていて、ヘッド後方にかけての長さも抑えられています。フェース角は、『RS 2017 ドライバー』がマイナス2度であるのに対して、こちらはマイナス3度右を向いています。 【ツルさん】ライ角が『RS 2017 ドライバー』より3度フラット(56度)に設計されている影響もあって、アドレスすると、かなりフェースが右を向いているように見えます。左に飛ばない雰囲気があるの...
2017/06/26新製品レポート

「初速が上がって安定感もある」プロギア RS 2017 ドライバー

ほどよい球のつかまり感で右にスッポ抜けない 【ミーやん】プロギア RS シリーズのドライバーが約1年でモデルチェンジして、「RS 2017 シリーズ」として新発売されました。今回もドロー設計のスタンダードモデルと、フェード設計のモデルの2種類が用意されています。 【ツルさん】ルール上限までフェースの反発を高めてあるのがウリのドライバーですが、前作は『RS-F ドライバー』のトウ側上部の反発係数がルールに抵触してしまい、全品回収になってしまったのは記憶に新しいところです。今年の「RS 2017 シリーズ」は、まさにプロギアのリベンジ・モデルと言えるでしょう。新モデルはルール適合ながらも、なんとフ...
2017/06/22新製品レポート

「正しいハンドファーストを体得できる」インパクトスナップ

グリップエンドの黄色いボールがミソ 【ミーやん】正しいインパクトを覚えるための練習器具『インパクトスナップ』です。グリップエンドからL字に棒が突き出ていて、その先には黄色いボールが取り付けられています。四角形のグリップの中に移動式のウエイトが内蔵されていて、本体を上下させるとウエイトが動いて「カチッ」と音がする仕組みです。 【ツルさん】『インパクトスナップ』は、ダウンブローのレッスンで有名なコーチ、森守洋さんも推奨している練習アイテムです。僕は以前に使ったことがあるので、今回はミーやんに実験台になってもらいましょう(笑)。 【ミーやん】インパクトの位置で「カチッ」と音が鳴るように振ればいいんで...
2017/06/12新製品レポート

「鋭い弾きでボール初速がアップ」フジクラ ダイヤモンド スピーダー

シャープ感のある低トルクの高価格シャフト 【ミーやん】『ダイヤモンド スピーダー』は、取扱店を限定した「フジクラジュエルライン」で発売されるシャフトです。東レと三菱ケミカルのカーボン素材を贅沢に使用していて、シャフトのカラーは光沢のあるブラック。その上には英字のダイヤモンドのロゴがホログラムで輝いています。高級感があって、カッコいいシャフトですね。 【ツルさん】「フジクラジュエルライン」は、性能に特化したモデルの高価格帯ブランドです。軽くて硬い『プラチナ スピーダー』と、重くて柔らかい『オニキス スピーダー』の2モデルを展開していましたが、そこに低トルクが特徴の『ダイヤモンド スピーダー』が加...
2017/06/15新製品レポート

「ルール上限の高反発」カタナ ボルティオ ニンジャ FG 829 Ti ブラック ドライバー

飛距離が落ちて悩んでいるゴルファーに 【ミーやん】「カタナ ボルティオ ニンジャ FG 829 Ti ブラック ドライバー」は、フェースの反発の良さをウリにしています。ルール上限の反発係数は0.830ですが、ヘッドを全数検査して0.829まで高めているそうです。商品名に使われている数字「829」は、ギリギリのフェース反発係数を示しています。 【ツルさん】カタナは、フェースの反発係数を0.880まで高めたルール適合外の高反発モデルも製造していて、飛びを求めるゴルファーからは好評のようです。本当に飛ばせるのか、気になります! 【ミーやん】打ってみると、イメージしていたよりも打音が甲高くありません。...
2017/06/05新製品レポート

「高級感のある高慣性モーメントパター」スコッティキャメロン フューチュラ 6M

『スパイダー ツアー』の好敵手となりえるモデル 【ミーやん】スコッティキャメロンには、セレクト、ゴロー、フューチュラという3つのシリーズが展開されていますが、そのなかでチャレンジングかつ革新性なモデルを生み出す場となっているのがフューチュラシリーズです。今回試打するのは、大型マレットの『フューチュラ 6M』というモデル。フレーム素材はステンレススチール、フェースとソールはL字型の一体構造になったアルミニウムが使われています。ヘッド後方の両端に張り出すように2つのウエイトを搭載して慣性モーメントを高めてあるのが、最大の特徴です。 【ツルさん】ルール改訂によって長尺パターを使えなくなったアダム・ス...
2017/06/01新製品レポート

「打感が重厚! アイアンとの統一感が抜群」ブリヂストン ツアーB XW-1 ウェッジ

操作性と抜けがいいティアドロップ型 【ミーやん】ブリヂストンのアスリートブランド「ツアーB」から、シリーズ初となるウェッジが登場しました。ティアドロップ形状の『XW-1』とグースネックタイプの『XW-2』という2モデルが用意されています。 【ツルさん】今回試打するのは『XW-1』のほうですね。構えてみると、フェースのヒール側のラインがほっそりしていて小ぶりに見えます。多くのアスリートの好まれそうなオーソドックスなティアドロップ型で、いかにも操作性が良さそうです。 【ミーやん】バックフェースの中央に大きなBマークが配置されているのは、ツアーBシリーズのアイアンである『X-CB』や『X-ブレード』...
2017/07/06新製品レポート

「高弾道で上から狙える美形アイアン」ブリヂストン ツアーB X-CBP

球を上げやすくて打感もグッド 【ミーやん】ツアーBのシリーズにポケキャビ構造のアイアン『X-CBP』が追加発売されました。ヘッドは2ピース構造になっていて、ボディは『X-ブレード』や『X-CB』と同じ軟鉄鍛造。フェース素材にはクロムモリブデン鋼が使われています。 【ツルさん】バックフェースのデザインは、兄弟モデルの『X-CB』と見間違えてしまうほどソックリです。アドレスしたときに上からも見たヘッド形状もソックリ(笑)。それもそのはず、ロフトやフェースプログレッション(グース度合い)は『X-CB』と同じ設定で作られているモデルです。 【ミーやん】ポケキャビには飛びを重視したストロングロフトのモデ...