松山英樹が習志野で連覇に挑む 金メダリスト、韓国の超新星も日本へ
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7079yd(パー70)
劇的なイーグルフィニッシュの歓喜から一年、松山英樹が母国開催の一戦に“凱旋”出場する。コロナ禍以降、中国での「WGC HSBCチャンピオンズ」は中止が続き、「ザ・CJカップ」も3年連続で米国へ舞台を移すことに。ディフェンディングチャンピオンとして臨むアジア唯一のPGAツアートーナメントでは、やはりアジア勢最多9勝目への期待が高まる。
賞金総額は1100万ドル(約16億円)までスケールアップし、優勝者には賞金198万ドル(約2億8800万円)、フェデックスカップポイント500ptが与えられる。予選カットなし78人のフィールドには、松山を筆頭に強豪が名を連ねた。
昨夏の「東京五輪」金メダリストでもあるザンダー・シャウフェレ、メジャー2勝のコリン・モリカワと世界ランキングトップ10にいる2人は2年連続で習志野へ。キャメロン・ヤング、サヒス・ティーガラといったツアー未勝利の若手も30人のみが出られる昨季の最終戦「ツアー選手権」まで生き残った実力者だ。
3週前に米国選抜と戦った「プレジデンツカップ」の世界選抜メンバーも来日する。特にダブルス戦で松山とペアも組んだトム・キム(韓国)は目下ブレーク中の20歳。前週「シュライナーズチルドレンズオープン」ではパトリック・カントレーとの息詰まる熱戦を制してツアー2勝目を挙げた。21歳になる前に2勝をマークしたのは、タイガー・ウッズ(1996年)以来の快挙でもあった。
日本ツアーからは6月「BMW 日本ツアー選手権 森ビル杯」を制して資格を得た賞金ランキング1位の比嘉一貴をはじめ、計14人が参戦する。桂川有人、河本力といったホープが賞金ランク上位者として初出場を決め、中島啓太はアマチュアだった昨年に続いて推薦で切符をつかんだ。小平智はPGAツアーの推薦選手としてフィールド入りした。
<主な出場予定選手>
松山英樹、キャメロン・チャンプ、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、ティレル・ハットン、ビクトル・ホブラン、イム・ソンジェ、トム・キム、キム・シウー、小平智、コリン・モリカワ、ミト・ペレイラ、ザンダー・シャウフェレ、サヒス・ティーガラ、キャメロン・ヤング、比嘉一貴、久常涼、堀川未来夢、星野陸也、今平周吾、岩崎亜久竜、岩田寛、金谷拓実、片岡尚之、桂川有人、河本力、中島啓太、大西魁斗、大槻智春