スピースが連覇狙うメジャー第2戦 松山英樹ら日本勢は5人が出場
2016年のメジャー第2戦「全米オープン」は16日(木)、ペンシルベニア州のオークモントCCで開幕する。同コースではアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が優勝した2007年大会以来9年ぶり8回目の開催。ことしも最高難度のセッティングで「世界一」の称号をかけた戦いが繰り広げられる。
ディフェンディングチャンピオンはジョーダン・スピース。シアトル近郊のチェンバーズベイGCで行われた前年大会は、最終日の最終18番(パー5)を1打ビハインドで迎えたダスティン・ジョンソンが2オンに成功して一気に逆転のチャンス。そこからまさかの3パットパーでプレーオフへ持ち込むことさえ叶わず、スピースに勝利が転がり込むドラマがあった。
ことしは4月「マスターズ」で連覇を逃した世界ランキング2位のスピースだが、5月の「ディーン&デルーカ招待」で今季2勝目を飾った。同1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)もその2週前の「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝。同3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は欧州ツアーの自身のホスト大会で2016年の初勝利を挙げている。
前年惜敗のジョンソンやリッキー・ファウラーのほか、米ツアーを主戦場とする松山英樹は、2カ月前のマスターズの活躍もあり、メジャー初優勝者となる有力候補のひとり。直近の出場試合「ザ・メモリアルトーナメント」では予選落ちを喫しており、立て直しに期待がかかる。
松山以外の日本勢も実力者がそろった。5月下旬に行われた日本地区最終予選会を突破した池田勇太、谷口徹、谷原秀人、宮里優作が出場。8月の「リオデジャネイロ五輪」代表争いに向けたポイントとなる試合にもなりそうだ。
<主な出場予定選手>
ジョーダン・スピース、ジェイソン・デイ、ロリー・マキロイ、バッバ・ワトソン、リッキー・ファウラー、ヘンリック・ステンソン、アダム・スコット、ダスティン・ジョンソン、ダニー・ウィレット、ジャスティン・ローズ、ブランデン・グレース、パトリック・リード、セルヒオ・ガルシア、松山英樹、池田勇太、谷原秀人、宮里優作、谷口徹