2016年 WGCキャデラック選手権

マキロイが2016年初勝利に王手 松山英樹は復調の「68」

2016/03/06 08:06
前日首位のスコット(左)を逆転したマキロイが王手をかけた(Stan Badz/Getty Images)

◇米国男子◇WGCキャデラック選手権 3日目◇トランプナショナルドラール(フロリダ州)◇7543yd(パー72)◇

8アンダーの2位から出た世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が4バーディ「68」で回り、通算12アンダーとして首位に浮上した。

最終組でプレーしたマキロイは5番で2つ目のバーディを奪って単独トップに躍り出た。終わってみればリードを3ストロークに広げ「ノーボギーのラウンドは今年初めて。ここ最近はずっと言ってきたけれど、バーディをたくさん獲っても、とにかくボギーが多すぎた。これこそが求めていたプレーだ」と胸を張った。

前週は、米国の拠点があるフロリダ東海岸で行われた「ザ・ホンダクラシック」で2年連続の予選落ちを喫した。その後は徹底して自宅でパッティングを磨いてきた。握りをクロスハンドに変えてプレーしている。直近の優勝は、昨年11月の欧州ツアー「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」。米ツアーでは同年5月の「ウェルズファーゴ選手権」以来の勝利がかかる。

通算9アンダーの2位に前年度覇者のダスティン・ジョンソンと、2週連続優勝を狙うアダム・スコット(オーストラリア)。トップから出たスコットはマキロイと同じ最終組で「73」とスコアを落として後退した。

7アンダーの4位に今季欧州ツアーで1勝を挙げているダニー・ウィレット(イングランド)のほか、フィル・ミケルソンバッバ・ワトソンのレフティ2人が7アンダー5位で並んだ。

2日目にツアーで自己ワーストの「81」を叩いた松山英樹はショットが復調し、5バーディ、1ボギーの「68」と巻き返しに成功。60位タイから通算3オーバーの41位タイに順位を上げた。

5オーバーの57位タイから出た宮里優作は「74」で、通算7オーバーの55位タイで最終日を迎える。

2016年 WGCキャデラック選手権