2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権

マキロイ、タイガーが1回戦敗退 藤田寛之も逆転ならず

2013/02/22 10:40
まさかの1回戦敗退に頭を抱えるロリー・マキロイ。

◇世界ゴルフ選手権◇WGCアクセンチュアマッチプレー選手権 2日目◇リッツカールトンGC(アリゾナ州)◇7791ヤード(パー72)

初日の降雪によるサスペンデッドの影響で、第1ラウンドの未消化ホールからスタートした2日目だったが、この日も降雪が続き8時30分に予定していたスタート時間が遅延。現地時間午後にティオフした。

注目のカードでは、世界ランク首位のロリー・マキロイ(北アイルランド)がシェーン・ローリー(アイルランド)と対戦。序盤にリードを先行したマキロイだったが、中盤のローリーの巻き返しで逆転を許し、2アップでローリーが金星を挙げた。

そしてタイガー・ウッズチャールズ・ハウエルIIIと対戦し2&1で、ハウエルIIIが勝利。「僕たちは2人とも良いプレーをした。ボギーを叩かなかったからね。ただ、僕よりも彼の方がバーディを獲ったということ」と終始決め手を欠いたタイガー。世界ランク1、2の強豪が1回戦で姿を消す波乱の幕開けとなっている。

なお、昨年は初戦で敗退したルーク・ドナルド(イングランド)はマルセル・シーム(ドイツ)と対戦。最終ホールでバーディを奪い、1アップで2回戦進出を決めている。

そのほか、昨年ベスト4フィニッシュのリー・ウェストウッド(イングランド)は、ラファエル・カブレラベロー(スペイン)と対戦。両者一進一退のオールスクエアで迎えた19ホール目、カブレラーベローがポイントを奪い、ウェストウッドも1回戦で姿を消した。

日本から出場している藤田寛之は1回戦をマット・クーチャーと対戦。3ダウンで迎えた15番ホールプレー中にサスペンデッドとなり初日を終了。2日目も15番、16番でクーチャーからポイントを奪えず、3&2で1回戦敗退となった。

昨年覇者のハンター・メイハンマッテオ・マナッセロ(イタリア)と対戦。4アップのリードで10番からスタートしたメイハンは、11番でマナッセロにポイントを許すが、12番、14番で再びポイントを重ねて5&4で2回戦進出を決めている。

リッキー・ファウラーカール・ペターソン(スウェーデン)は17番、ゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ(スペイン)とフランチェスコ・モリナリ(イタリア)の対戦が15番を終えて日没サスペンデッドとなった。

タイガー・ウッズは攻めきれず、終盤にリードを許してしまった。
日が傾き、寒さと暗さがプレーを困難にした
すでに今年1勝している余裕も見られるが、1回戦敗退は予想外だった
コースの雪はまるでなかったかのように解けたが、遠くの山は白くなったまま
昨年から今年にかけて好調を維持。タイガーとはランクの差ほど実力の差はなかった
大金星を挙げたシェーン・ローリー
前半からミスが目立ち、終始ゲームはマキロイの劣勢に進んだ
今年はピリッとしたプレーが見られない。どこかおかしい…
16番ホールで決着。いい戦いではあった
再開直後の15番、ほぼ同じ場所からパットし、藤田のボールはカップ右へ、クーチャーは左へ切れた
朝6時からコースに入り、スタートしたのが午後1時。長い1日だった

2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権