2002年 インベンシスクラシック at ラスベガス

3会場でそれぞれ好スコア続出、日本勢は出遅れた

2002/10/10 09:00

米国男子ツアー「インベンシスクラシック」が、ネバダ州ラスベガスで開幕した。この大会はプロ1名にアマチュア3名の組み合わせで、3日間のラウンドが行われる。その後決勝ラウンドを2日間、合計5日間の長丁場となる。会場は、TPCサマリンをメインに、TPCキャニオンズ、サザンハイランドの3コースが使用される。

初日は進行が遅れ、また各会場間のスコア情報が錯綜し、なかなか順位が入れ替わらず選手、関係者には情報が入りづらかった。そして、遅い時間にスタートしたリー・ジャンセンとスティーブ・ジョーンズが首位に立った。

TPCキャニオンズでラウンドしたジョーンズと、TPCサマリンをラウンドしたジャンセン。例年はコースによってスコアを伸ばしやすいところが偏りがちだが、この日は各コースで好スコアが続出している。

首位に1打差の8アンダーにはリッチ・ビームとJ.L.ルイスが並び、7アンダーには8人の集団となっている。今週はアマチュアが一緒にラウンドすることもあり、通常のトーナメントに比べピンの位置が寄せやすい位置になっていたり、プロにとっては比較的カンタンな設定となっているためだ。

今週の日本勢は、最近好調の田中秀道と、シード権獲得のボーダーライン上にいる横尾要が出場している。サザンハイランドをラウンドした田中は、2番でボギーが先行したが、3つのパー5で確実にバーディを奪った。しかし、周囲がスコアを伸ばしているため、2アンダー85位となっている。

また残りの試合数を考えると、少しでも賞金を稼いでおきたい横尾は、TPCキャニオンズをラウンドした。2バーディ、1ボギーと横尾らしくないおとなしいゴルフで1アンダーとなった。こちらは107位と出遅れてしまった。

昨年は、この大会で今シーズンのシード権獲得を決定付けているだけに、今年も上位に入りたいところだ。

2002年 インベンシスクラシック at ラスベガス