8バーディ、ノーボギーのウェイトが首位。田中は43位スタート
2002/09/06 09:00
米国男子ツアーは、カナダシリーズの第2弾「ベル・カナディアンオープン」を迎えた。この大会は1904年から開催されている歴史ある大会だ。
初日上位につけたのは、いづれもボギーを叩かぬ安定したプレーを見せた選手ばかりだった。単独首位に立ったのは、8バーディ、ノーボギーでラウンドしたグラント・ウェイト。前半フロント9で3つのバーディを奪ったウェイトは、後半のバック9で5つのバーディを量産した。
今シーズンのウェイトは、自身の開幕戦から4試合続けて予選を通過。6月にも5試合続けて決勝ラウンドに進んでいた。しかし、7月から8月にかけては、4試合連続の予選落ち。先週のエア・カナダで久しぶりに賞金を稼いでいる。
2位にはP-U.ヨハンソン、ビリー・アンドレードなど4人が並んだ。上位5人のうち、ボギーを叩いたのはグレッグ・チャルマースだけだった。1番でバーディ発進をしたチャルマースだが、続く2番でボギーを叩いた。しかし、中盤以降は3連続などバーディを重ね、6アンダーの好位置をキープしている。
また、首位と3打差の6位にはフィジーのビジェイ・シン、パラグアイのカルロス・フランコと南アフリカのローリー・サバティーニなど国際色豊かな顔ぶれが並んでいる。
今週の日本勢は、田中秀道が唯一出場している。10番ホールからスタートした田中は、いきなりボギースタートで、13番でもボギー。2オーバーと苦しい立ち上がりになった。しかし、その後はバーディを4つ奪うなどスコアを建て直した。初日は1アンダー43位と不本意な位置だが、来シーズンのシード権獲得のためにも明日からの巻き返しが期待される。