2002年 リノタホオープン

ハウエルIIIは「73」で後退 クレインら3人が首位

2002/08/24 09:00

米国男子ツアー「リノ・タホ・オープン」の2日目。午後から風が強くなり、選手たちは距離感を合わせるのに苦労した。初日7アンダーをマークして単独首位に立ったチャールズ・ハウエルIIIは、再三に渡りガードバンカーにつかまり、スコアを1つ落として15位に後退してしまった。

この日スコアを伸ばしたのは、早い時間にスタートした選手ばかり。2アンダー27位からスタートしたスティーブ・フレッシュは、4番パー5でイーグルを奪うなど、7バーディ、1ボギーで8ストローク伸ばした。通算10アンダーは、トム・パーニスjr、ベン・クレーンと並んで首位となっている。

2位タイからスタートしたパーニスは、初日と同じ7バーディを奪ったが、ボギーも3つ叩いている。5番ホールでは、10メートルを超える長いバーディパットを決めるなど、パットは好調のようだ。

首位と1打差の9アンダーにはダフィー・ウォルドーフジョナサン・ケイボブ・ツエーの3人が並んでいる。7月の全英オープンでは3日目の嵐の中、77を叩きながら18位に入ったウォルドーフはアグレッシブなゴルフをするイメージがある。初日も7バーディ、3ボギーという内容だったが、この日は5バーディ、ノーボギーと堅実にスコアを伸ばしてきた。

今週は、ワールドランキング上位の選手ほとんどが、世界ゴルフ選手権のNECインビテーショナルに出場しているが、賞金ランキングトップ30以内でクリス・ライリーだけがこの大会に出場している。初日1アンダー33位のライリーは、2連続バーディでスタートすると、11番パー5ではイーグルを奪い通算7アンダー9位まで浮上してきた。

期待の日本勢だが、ライリーと同じ33位からスタートした田中秀道は、5バーディを奪い15位。残り2日でトップ10入りを狙う。そして、初日の後半だけで4ボギーにダブルボギー1つを叩きガタガタとスコアを崩した横尾要。スタートホールでボギーを叩き、嫌なムードになったが、イーブンパーで持ちこたえ、辛うじて予選は通過した。

2002年 リノタホオープン