昨年の雪辱を誓うデービス・ラブを始め、世界のトップが多数出場
2002/07/04 09:00
米国男子ツアー第27戦目となる「アドヴィル・ウェスタンオープン」が7月4日より開幕。プロ入り以来、毎年出場し、2回優勝を果たしているタイガー・ウッズは、急病を理由に欠場。しかし昨年度優勝のスコット・ホークや、2位のデービス・ラブを始め、デビッド・トムズなど出場選手層は厚く、熱戦が繰り広げられそうだ。
ウェスタンオープンは、1899年に第一回が開かれた歴史ある大会だ。歴代優勝者には伝説のウォルター・ヘーゲンやトミー・アーマー、ジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、そしてサム・スニードなど、名だたる顔ぶればかり。
昨年は、スコット・ホークが最終日に64をマークし、デービス・ラブIIIを1打差で振り切り、優勝を果たした。ホークは、先に勝利したグレーターグリーンズボロ・クライスラークラシックに次いでシーズン2勝目を挙げ、1990年のヘール・アーウィン以来となる、45歳以上の選手によるシーズン複数回優勝を達成した。ちなみに、45歳以上で1シーズン中に2勝以上挙げたことがあるのは、ジュリアス・ボロス、サム・スニード、ヘール・アーウィンだけで、ホークはこの名誉ある記録に名を連ねたことになる。
昨年、惜しくも優勝を逃したデービス・ラブは、昨年の雪辱を期して今大会に乗り込んできた。
「タイガー(ウッズ)もジャスティン・レナードもいない。勝つ確立が高くなった。しかしベストを尽くさなければ勝てるものも勝てない。完璧なプレーと、幸運が重なれば勝利の女神は微笑んでくれるさ」
今週は横尾要も出場予定。