2002年 ワールドコム・クラシック

連日のチャージでJ.レナードが2位に3打差の単独首位

2002/04/21 09:00

米国男子ツアー「ワールドコム クラシック」は、スコアを伸ばす選手と勢いに乗れない選手がはっきりと分かれてしまった。

スコアを伸ばし首位に踊り出たのは前日7ストローク伸ばし、この日も7バーディを奪い16アンダーのJ.レナード。スタートの1番ホールでボギーを叩いたが、レナードの勢いは止まらなかった。後半の16、18番では前日同様バーディを奪い、すっかり得意なホールになってしまった。

レナードと3打差の2位には、やはり前日大きくスコアを伸ばしたC.ベックマン。さらに1打差の3位に5ストローク伸ばしたH.スローカンムが続いている。

スコアを伸ばした3人とは対照的だったのが、前日首位のP.ミケルソンと初日首位のD.ラブIIIだった。2日目に大きくスコアを伸ばし首位に立ったP.ミケルソンは、予選ラウンドとは別人のように元気がなかった。

2バーディ、2ボギーとスコアを1つ落とし12アンダー3位に後退。ウェッジを自在に操り、ギャラリーからの賞賛にはにかんだ笑顔で片手を挙げる、ミケルソンの得意のポーズを見るとこはできなかった。

初日9バーディを奪ったラブはバーディを4つ奪ったのだが、ボギーを5つ叩く荒れぶり。昨年2月のぺブルビーチ以来の優勝は厳しい状況になってきた。

日本から唯一出場している田中秀道は最下位ながら2試合連続で予選を通過。そして、この日は素晴らしいスタートをきった。2、3番で連続バーディを奪い、5番ホールからも3ホール連続でバーディ、7番を終えて5アンダーまで伸ばしたのだ。

しかし、8番でボギーを叩くと、その勢いは止まってしまった。後半は1バーディ、3ボギーで結局スコアを2つ伸ばしただけ。一時は25位まで順位を上げたのだが49位に収まった。明日最終日も、スコアを伸ばしやすい前半で貯金を作り、順位を上げてもらいたい。

2002年 ワールドコム・クラシック