D.ラブIIIが得意の大会で9バーディの好スタートをきった
米国男子ツアー「ワールドコム クラシック」が、サウスカロライナ州のハーバータウン ゴルフリンクスで開幕した。
初日単独首位は9バーディ、ノーボギーでラウンドしたD.ラブIII。10番ホールからスタートしたラブはバーディスタートをきると前半で5つ伸ばし30ストロークで通過。そして、後半に入り3番から4ホール連続でバーディを奪い9アンダー、2位に2ストロークのリードを奪い先週のマスターズに続き2週連続で初日首位に立った。
昨シーズン2月に行われたぺブルビーチ・プロアマで3年ぶりに優勝を果たしたラブだが、持病の腰痛に加え頚椎捻挫など苦しみながらシーズンを乗りきり、賞金ランキング5位でシーズンを終えた。今シーズンはこれまで優勝争いに絡んでいないが、先週のマスターズでは14位に入り調子を戻しつつある。
ラブにとってこの大会は、1987年にツアー初優勝を上げ、通算14勝のうち4勝をあげるなど相性のいい大会だ。このまま突っ走り完全優勝を果たすことができるだろうか。
7アンダー単独2位にB.アンドレードが付け、6アンダー3位にはP.ミケルソン、D.フロスト、L.ジャンセン、B.メイフェアの4人が並んでいる。メイフェアは昨年のこの大会で11アンダーまで伸ばしプレーオフに進んだがJ.コセレスに敗れているだけに、雪辱に燃えている。
ミケルソンは今シーズン1勝をあげ、その後も優勝争いに絡みながらあと一歩のところで自滅するケースが目立っている。メジャー制覇に執念を見せるが、マスターズではまたしてもT.ウッズを捕らえることができなかった。技術的には間違いなくトップレベルのミケルソンだが、ゲームメイクは独自の理論"攻めるゴルフ"を貫いている。
今週の日本勢は田中秀道が唯一出場。先々週20位に入った好調なゴルフは健在、4バーディ、2ボギーの2アンダーで25位となっている。2週連続の予選通過で、自身最高の17位を上回る成績が残せるか期待がかかる。