好スコア続出、P.ミケルソンが7アンダーで単独2位スタート
米国男子ツアー「ベルサウス クラシック」がジョージア州のTPCシュガーローフで開幕した。次週マスターズの行われるオーガスタナショナルGCと同じジョージア州にあるこのコースは、グリーンが硬く昨年は各選手パットで苦しんだ。しかし今年の初日は曇り空の中、気温も20度を下まわり絶好のゴルフ日和。グリーンも思ったほど速くはなく好スコアが続出した。
単独首位に立ったのは8アンダーをマークしたS.エルキントン。1番ホールをバーディでスタートしたエルキントンは、続く2番もバーディ。3番でダブルボギーを叩いたが、4番から7番ホールまで4連続バーディを奪った。9番でもバーディを奪い、前半を31でラウンドし、後半も確実に3つスコアを伸ばした。
そして、7アンダーの単独2位にはP.ミケルソンがつけている。パー5の4ホールすべてでバーディを奪い、それ以外にも3つ伸ばしたミケルソンは、この日ノーボギーのラウンドだった。ショットがすべて完璧というわけではなく、いくつかピンチもあったが得意のアプローチが好スコアにつながった。
これまで再三に渡りメジャータイトルを惜しいところで逃してきたミケルソンが、マスターズ前週にコンディションを最高潮にもっていけるか注目だ。
さらに6アンダーの3位グループに6人が並んでいる。T.ビヨーン(デンマーク)、I.レガット(カナダ)、J.パーネビック(スウェーデン)といった海外選手の名前が並んでいる。ビヨーン、パーネビックはマスターズに出場するが、レガットは今シーズン、タッチストーンエナジー・ツーソンオープンで米ツアー初優勝をあげたが、マスターズへの出場資格はない。
また、5アンダーグループにディフェンディングチャンピオンのS.マッキャロンが入っている。今シーズンのマッキャロンはニッサンオープン、マッチプレーと2週連続で2位になるなど好調。ツアー通算3勝の内、このベルサウスで97年、そして昨年と2勝をあげるなど相性は抜群だ。
今週日本からは田中秀道が唯一の参戦。2月のツーソンオープン以来3試合連続で予選落ちを喫しているため、今週は予選通過を目指す。この日の田中は10番スタートでいきなりボギーを叩いた。続く11番から2連続バーディを奪うと、16番パー3からは3連続でバーディを奪った。4アンダーで上位に顔を出していたが、最終9番ホールでボギーを叩いてしまい3アンダーでフィニッシュした。
それでも3アンダーは25位タイとまずまずの位置だ。明日2日目にスコアを伸ばし、まずは予選通過を果たし、決勝ラウンドでは思い切った攻めのゴルフを見せてもらいたい。