丸山茂樹が22アンダーで3年連続のツアー3勝目!!
米国男子ツアーの第41戦「グレーター グリーンズボロ クライスラークラシック」が10月16日(木)から19日(日)までの4日間、ノースカロライナ州のフォレストオークス カントリークラブで開催された。2日目に単独首位に立った日本の丸山茂樹が通算22アンダーをマークし優勝。3年連続となるツアー3勝目を果たした。
初日7アンダーの「65」をマークし3位につけた丸山は、2日目には8アンダー「64」を叩きだし15アンダーで単独首位に浮上。3日目はスコアを2つしか伸ばせなかったが、通算17アンダーで2位に3ストロークの差で最終日へ。
3打差単独2位のブラッド・ファクソンと最終組での直接対決となったが、丸山のゴルフは最終日も好調を維持しつづけた。スタートの1番でバーディ、4、5番で連続バーディを奪いその差を維持した。
丸山が唯一ピンチを迎えたのは9番パー5。3打目でグリーンを狙ったがピン奥にこぼれ、返しのアプローチはカップを大きくオーバーしボギーを叩いてしまった。対するファクソンは2オンに成功し、イーグルも狙える状況だった。しかし、パットの名手ファクソンがまさかの3パットでバーディすら奪えず丸山は命拾いをした。
このボギーを次のホールに持ち込むことはなく、丸山は後半もショットの冴えを見せ始めた。11、13、15番でバーディを奪い22アンダー。最後は失速したファクソンを完全に振り切り5打差をつける完勝。左肩痛など辛いシーズンを送ってきたが、笑顔とともに復活を果たした。
優勝賞金の81万ドルを獲得し、通算166.9万ドルで35位に浮上。残り2試合でさらに賞金を稼ぎ30位以内に入ることができれば、2年連続でのツアー選手権出場が可能になる。この勢いで次週以降の活躍も期待したい。
その他の日本勢は、久保谷健一が7アンダーを維持し37位、田中秀道は3ストローク落とし1アンダー72位。横尾要と貞方章男の2人は残念ながら予選を通過できなかった。