田中秀道堂々の4位タイでフィニッシュ!
カナダのハミルトンゴルフ&カントリークラブで開催されている米国男子ツアー『ベルカナディアンオープン』最終日。米ツアーに挑戦して2年目の田中秀道が、2位に2打差をつけ単独首位で最終日を迎えた。
田中は4番でバーディを奪うが、5、9、11番でボギーを叩いてしまい、5アンダーまで後退。上位陣は着実にスコアを伸ばす中、苦しい展開となった。しかし田中はあきらめることなく16番で長いバーディパットを決め、息を吹き返すと17番ロングホールでは2打目をピン側3メートルにつけるスーパーショット。だが無常にもファーストパットはわずかにショートしてしまい、このホールをバーディとし7アンダーまでスコアを戻した。
トップの8アンダーまであと1打差、なんとしてもバーディが欲しい18番。ティショットをアイアンで打ち、フェアウェイセンターをキープ。そして5番ウッドで放った第2打は、距離が足らずグリーンをとらえることができなかった。結局3打目で決めることができず、このホールをボギーとしてしまい、通算6アンダー4位タイでフィニッシュ。米ツアー自己ベストタイの記録となった。
優勝争いは、3番でイーグルを決めるなどノーボギーでラウンドしたボブ・ツエーと、13番から15番まで3連続バーディを決め、トップに追いついたブラッド・ファクソンが8アンダーで並びプレーオフへ突入。勝負がついたのは3ホール目、ファクソンが2打目をミスショット、この後もよらず入らずのダブルボギーとしてしまう。一方ツエーは、2打目をバンカーに入れてしまうものの、50~60ヤードの難しいバンカーショットをピン側に運んだ。このホール3オン2パットのボギーで、ツエーが8年ぶりの優勝を飾った。
そのほか、予選ラウンドを4アンダー2位で通過した久保谷健一は、決勝ラウンドで大きく崩れてしまい、通算8オーバー73位タイ。横尾要も予選は通過したが、6オーバー60位タイで競技を終えた。