5つ伸ばしたC.キャンベルと中盤伸ばしたS.ミキールが4アンダー首位!!
「全米プロゴルフ選手権」3日目。2日目に3アンダーで単独首位に浮上したショーン・ミキールが、好調を維持し4アンダーで首位をキープ。1オーバー5位からスタートしたチャド・キャンベルも4アンダーに伸ばし2人が首位で並んだ。
スタートの1番ホールでボギーを叩いたミキールは、その後パープレーを繰り返し、7番ホールからは3連続バーディ。さらに12、14番でもバーディを奪い7アンダーまで伸ばした。
この時点で2位のキャンベルとは4打差。13番ホールでは、2打目がグリーンをオーバーしてしまったが、ギャラリーがボールに触れたため、ドロップの処置を取りパーをセーブ。ツキも味方したミキールの独走という雰囲気が漂い始めた。ところが16番でボギーを叩くと、ティショットが左右に曲がり最終18番まで3連続ボギーを叩いてしまった。
今シーズンのミキールはトップ10入りが2回あるが、優勝争いには絡んでいない。昨年全英オープンと同じ週に開催されたB.C.オープンで最終日を首位で迎えたが逆転を許し3位に終わって以来の優勝争いになる。
この日最もスコアを伸ばしたのは、チャド・キャンベルだった。前半3バーディを奪い勢いに乗ったキャンベルは、後半に入っても15、16番で伸ばした。距離の長い17番ホールでボギーを叩いたが、最終18番でバーディを奪い4アンダーでフィニッシュ。ショットの正確性には定評のあるキャンベルにもビッグチャンスが到来した。
4アンダーの首位で並んだのは、いづれもツアー優勝経験のない選手。3位以下に3打差をつけているが、2人のどちらかが今年4人目となるメジャー初優勝を挙げるのだろうか。
首位2人に遅れをとったが、1アンダーの単独3位にはマイク・ウィアがつけている。4月のマスターズに続き、この全米プロで2つ目のメジャータイトルを狙い好位置をキープしている。アンダーパーはこの3人だけ。続いてイーブンパーにはティム・クラークが続いている。
そして1オーバーグループには、アーニー・エルスが静かに逆転のチャンスを窺っている。最終日にスコアを伸ばし、最終組の2人にプレッシャーをかけることができるだろうか。首位とは5打差あるが、流れ次第では、オーバーパースタートにも優勝のチャンスがありそうだ。