バックナインで5ボギーのペリーが、辛うじて逃げ切った!!
米国男子ツアー第21戦『メモリアルトーナメント』が5月29日(木)から6月1日(日)までの4日間、オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催された。この大会はジャック・二クラスがホストを務める大会で、4大メジャーに次ぐ第5のメジャーとも言われる由緒ある大会。出場選手もメジャーなみに世界のトッププロが、2週間後に控えた全米オープンも見据えこの大会に出場してきた。
優勝したのは、先週の「バンク of アメリカコロニアル」でも勝ったケニー・ペリーだった。ショットが好調のペリーは、2日目に首位に立つと後続組を大きく引き離し、またしても独走優勝を果たすかと思われた。しかし、好調だったのは最終日のフロント9まで。
2週連続で首位を守る精神的な疲れも出たのか、13、14番で連続ボギー。15番パー5はイーグル逃しのバーディを奪ったが、16番から最終18番まで上がり3ホールを全てボギーにしてしまった。17アンダーまで伸ばしたケリーだが、終わってみればスタート時の13アンダーでフィニッシュ。メジャーチャンピオンたちの追い上げを僅かにかわし逃げ切ることができた。
この日もっともスコアを伸ばしたのは、マスターズチャンピオンのマイク・ウィアとタイガー・ウッズの2人。それぞれ7ストローク伸ばしウィアは3位、タイガーは4位に食い込んでいる。
3日目に74ストロークを叩く、らしくないプレーで16位まで後退していたタイガーだが、最終日はチャージをかけてきた。15番パー5では、セカンドショットでグリーンを捕えたボールがカップをかすめ楽々イーグル。昨年の最終日を上回る65をマークし全米オープン前に不安材料を取り除いた。
日本勢は、丸山茂樹がこの日1オーバーで通算1オーバー24位。首の状態も良いようで、次週一週間休み全米オープンに出場してくる。また3日目に79を叩き50位まで後退していた田中秀道は、最終日にイーブンパ-でまとめ40位で競技を終えている。