ベテラン強し、タイガーは1オーバー24位
米国男子ツアー第7戦「ニッサンオープン」が、カリフォルニア州パシフィックパリセーズにある、リビエラカントリークラブで開幕した。初日は進行が遅れサスペンデッドとなり、5組15名の選手がホールアウトできなかった。
暫定首位に立ったのは、ベテランのフレッド・ファンク。午前中に10番ホールからすターとしたファンクは、前半に5つのバーディを奪い、後半はボギーを2つ叩いたが、6番ホールからの3連続バーディで6アンダーまで伸ばした。
例年なら好スコアをマークする選手が続出してもおかしくないのだが、ラウンドを終えた選手は口々に「グリーンが難しい」と言う。さらに、林でセパレートされたコースをも吹きぬける強い風も吹き、初日アンダーパーでラウンドしたのは16人しかいなかった。
首位のファンクと3打差の3アンダーには、やはりベテランのニック・プライス、ジェフスルーマンなど4人が並んでいる。難コンディションの中、スコアを伸ばしてきたのは、いづれもショットに定評のある選手ばかりだ。
2週連続優勝を狙うタイガー・ウッズは、スタートの1番パー5でバーディを奪ったが、3番でボギー。さらに、2つのバーディを奪ったが、再びボギーを叩きリズムに乗れなかった。同組でラウンドしたデビッド・デュバルが2アンダー6位タイにつけているが、タイガーは1オーバー24位で初日のラウンドを終えた。
今週の日本勢は、伊沢利光、今野康晴も加わり総勢7名が出場している。その伊沢と今野は、同じく日本人の貞方章男と共にインコーススタートの最終組でラウンドした。昨年12月のワールドカップで優勝して以来の試合となった伊沢は、ショットが安定せず16番ホールを終了して3オーバー61位。今シーズンすでに米ツアーで3試合目となる今野は、イーブンパーの17位で踏ん張っている。
その他の日本勢は、田中秀道が1オーバー24位、丸山茂樹は伊沢と同じ3オーバー。さらに、2ホール残している貞方は4オーバー83位、久保谷健一は5オーバー108位。そして横尾要は7オーバーで129位と出遅れてしまった。