好調 E.エルスに韓国の崔京周が急接近!
ハワイマウイ島のザ・プランテーションコースatカパルアで行われている「メルセデス選手権」の3日目。17アンダーからスタートした南アフリカのアーニー・エルスが、大会記録の25アンダーに並び単独首位をキープしている。
16番ホールを終えて27アンダーまで伸ばして独走態勢に入った。1999年にデビッド・デュバルがマークした26アンダーの大会記録を上回っていた。しかし、初日8番ホール以来2度目のダブルボギーを17番で叩いてしまった。ショットの安定度は抜群で、崩れるような気配は見られないが、明日最終日もスコアを伸ばし逃げ切ることができるのだろうか。
そのエルスを猛追するのは韓国の崔京周だ。初日、2日目と6つずつスコアを伸ばし、12アンダー3位からスタートした崔が、3日目だけで11ストローク伸ばしエルスに2打差まで迫っている。1イーグル、9バーディの62。こちらも1999年にデュバルが記録した63のコースレコードを上回った。昨年、韓国選手として初めて米ツアーに優勝。そして2勝目を挙げた崔が、今シーズンも活躍しそうだ。
3位には18アンダーでレティーフ・グーセンがつけているが、2位に崔とは5打差。最終組の2人の優勝争いになってしまうのか。今大会は2日目まで風が穏やかで、この3日目にコース特有の風が出始めた。しかし、予報とはことなり微風程度。最終日は少し強くなると見られ、我慢大会になるかも知れない。となると昨年の全英オープンでも優勝しているエルスが優位になるだろう。ビッグスコアが出やすいコースだけに最後まで目が離せない展開になりそうだ。
2日目にスコアを1つしか伸ばせず12位まで後退した丸山茂樹は、3ストローク伸ばし11アンダーとしたが、順位は16位とさらに下がってしまった。5番パー5でボギーを叩いてしまい、その後2つ伸ばしたが14番では2日連続のボギー。しかし、前日ダブルボギーを叩いた15番パー5では確実にバーディを奪い、終盤にスコアを伸ばしてきた。最終日につながるフィニッシュを見せた。