2012年 マックグラッドリークラシック

待望の今季初勝利なるか J.フューリックがD.ラブIIIと並び首位タイ浮上

2012/10/21 09:10
最終日を前に首位タイで並んだJ.フューリックとD.ラブ(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇マックグラッドリークラシック3日目◇シーサイドコース(ジョージア州)◇7,055ヤード(パー70)

今季のフォールシリーズ第3戦は最終日を前にジム・フューリックと大会ホストプロのデービス・ラブIIIがともに「66」と4つスコアを伸ばし、通算13アンダーの首位タイに並んだ。

9アンダーの2位タイから出たフューリックは12メートルを沈めた序盤の2番から2連続バーディ。その後はさらにバーディを2つ重ね、安定感のあるノーボギーラウンドを披露した。

今季は3月の「トランジションズ選手権」でプレーオフ負けを喫してから、「全米オープン」、「WGCブリヂストンインビテーショナル」で、いずれも逃げ切りに失敗しビッグタイトルを逃してきた。極めつけは9月末の「ライダーカップ」。最終日のシングルマッチプレーでセルヒオ・ガルシア(スペイン)に最終2ホールで逆転負けし、米国選抜の“戦犯”のひとりとなった。それでも「僕はそういう試合の後も、ただそれを傍観するようなことは一度も無かった。よりいっそう練習を重ねてきたんだ」と42歳は立ち止まらない。屈辱にまみれたシーズンを、なんとか2010年以来のツアー優勝で飾りたいところだ。

首位の2人から2打差、通算11アンダーの3位タイにD.J.トラハンとアージュン・アトワル(インド)。ツアー初優勝を狙う新鋭バド・コーリーが10アンダーの5位につけている。

なお、開幕2日間を終えて通算1アンダーの67位タイまで88人の選手が予選ラウンドを通過したが、人数規定により今大会はこの3日目終了時に通算2アンダーの66位タイまでの71人が最終ラウンドに進出(MDF)。今田竜二は3日間通算1アンダーに終わり、最終ラウンドをプレーできなくなった。

2012年 マックグラッドリークラシック