2012年 フェデックス セントジュード クラシック

D.ジョンソンが逆転で今季初勝利!遼は38位タイ

2012/06/11 07:12
混戦を最後に抜け出したD.ジョンソンが全米オープン前週に今季初勝利を飾った。(Andy Lyons/Getty Images).

◇米国男子◇フェデックス セントジュード クラシック最終日◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7,244ヤード(パー70)

首位タイに3人が並ぶ混戦模様でスタートした最終ラウンド。1打差の4位タイからティオフしたダスティン・ジョンソンが終盤に抜け出し、5バーディ、1ボギーの「66」をマークして通算9アンダーで今季初勝利を飾った。

序盤からロリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョン・メリックらとともにトップの座を奪い合う激しい争いを展開。しかし最終組のひとつ前でラウンドしたジョンソンは16番(パー5)からの2連続バーディで9アンダーの単独首位に躍り出た。

通算8アンダーで最終18番に入ったマキロイ、チャド・キャンベルニック・オハーン(オーストラリア)はいずれもティショットを左サイドの池に打ち込むトラブルに見舞われる中、リーダーは悠々とパーセーブして勝利を決定づけた。

今季は3月に自宅でジェットスキーを持ち上げる際に腰を痛め、「マスターズ」の欠場を含めて戦線離脱を強いられた。前週の「ザ・メモリアルトーナメント」で約3カ月ぶりに4日間を戦い抜いたばかりの復帰2戦目。昨年の「ザ・バークレイズ」以来の通算6勝目、そして次週のメジャー「全米オープン」を目前に控えての勝利となったが「(全米)オープンのことは頭になかったよ。とにかく今大会で勝つことだけ考えたんだ。来週はまた別の週だから」と手の中の勝利を喜んだ。

メリックが1打差の単独2位。さらに1打差、通算7アンダーの3位タイにキャンベル、オハーンのほかライアン・パーマーデービス・ラブIIIが入った。マキロイは結局18番をダブルボギーとして「69」にとどまり、ノ・スンヨル(韓国)らと並び通算6アンダーの7位タイだった。

そして2オーバーの46位タイから出た石川遼は2バーディ、1ボギーの「69」と静かなラウンド。通算1オーバーの38位タイで4日間の戦いを終えている。

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