2012年 ザ・メモリアルトーナメント

T.ウッズが逆転で今季2勝目!石川は9位Tフィニッシュ

2012/06/04 09:04
今季2勝目!2週後の全米OPに向け勢いを付ける74勝目

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント最終日◇ミュアフィールドビレッジ(オハイオ州)◇7265ヤード(パー72)

首位と4打差の単独4位からスタートしたタイガー・ウッズが、7バーディ、2ボギーの「67」をマークし、通算9アンダーで逆転優勝を飾っている。タイガーは今季「アーノルド・パーマーインビテーショナル」に続く2勝目で、一時の低迷から復活をアピール。さらに通算勝利73勝は、ジャック・ニクラスの記録と並んだ。

タイガーは、2番(パー4)でセカンドショットをピン横約2.5mにつけてバーディを奪うと、5番から3つのバーディを連取。8番(パー3)では、グリーンサイドのバンカーにティショットを入れてしまい、寄らずにボギー。再び10番をボギーとするも、15番(パー5)では2オンに成功し、確実にバーディを奪って首位のロリー・サバティーニ(南アフリカ)に、1打差に詰め寄った。

迎えた16番では、チップインバーディを奪ったタイガーが通算8アンダーでサバティーニを捕らえると、そのサバティーニが16番をボギーとし形勢逆転。さらにタイガーは18番をバーディフィニッシュとし、後続に2打のリードで逃げ切り優勝を飾った。

通算7アンダーの2位タイにはサバティーニと、8位タイから順位を上げたアンドレ・ロメロ(アルゼンチン)、通算6アンダーに4位タイにはダニエル・サマーヘイズスペンサー・レビンの2選手が並んだ。

日本勢では石川遼が3バーディ、4ボギーのオーバーパーのラウンドで、通算2アンダーの9位タイ、3日目に31位タイまで順位を上げた今田竜二は、2バーディ、6ボギー、2ダブルボギーの「80」と大きくスコアを崩して、通算10オーバー、62位タイで今大会を終えている。

最終ホールでバーディを奪ったタイガーは勝利を確信してギャラリーの声援に応えた
優勝まであと一歩というところまでいったR.サバティーニ
最終組の2つ前で堂々とラウンドした石川遼
パットが惜しくも外れ思わず膝をつく石川遼
タイガーとのラウンドに前半から崩れてしまったリッキー・ファウラー
今大会はこれで5勝目。完全復調ともいえる優勝で、二クラスのメジャー優勝記録(18勝)更新も現実味を帯びてきた
最終日は+3のラウンドで4位タイ。大きく崩れたわけではないが、さすがに相手が悪かった。また次のチャンスに期待
強かった頃の“目”が戻ってきた。睨まれたら動けない!
16番ホール、グリーン奥のラフからのチップインバーディが決まると、大歓声が沸き起こった
最終日に+8と耐え切れず、62位タイまで後退。しかし好材料も多い1週間となった
9位タイでフィニッシュし、賞金シード獲得をほぼ手中に収めた。あとはさらに上を目指すのみ!
14番、セカンド地点から狙うグリーンはピン位置も厳しく、短いホールだがまったく気を抜けない。これがミュアフィールドビレッジの面白さだ
15番ホールではあわやグリーン横のクリークに落としそうになったが、何とかセーフ。そこからピンへ寄せてバーディを取った
スタート前に『練習場ライブ中継』のカメラにご挨拶。非常にリラックスした様子でした
ラウンド中にギャラリーの子供たちとタッチする余裕も見せた。来年はこんな光景も良く見られるはずだ

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