J.ダフナーが首位浮上!石川&今田は無念の予選落ち
◇米国男子◇トランジションズ選手権 2日目◇イニスブルック リゾート(フロリダ州)◇7,340ヤード(パー71)
初日にコースレコードとなる10アンダー「61」をマークしたパドレイグ・ハリントンが、スコアを2つ落として通算8アンダーの2位タイに後退。代わって首位に浮上したのは、この日5バーディを奪ったジェイソン・ダフナーだった。予選2日間5ストロークずつ伸ばし通算10アンダーとしている。
ハリントンと並び2位タイにはウィルアム・マガートが並び、通算7アンダー4位タイには韓国のベ・サンムン、世界ランキング1位奪回を狙うルーク・ドナルド(イングランド)など5人が並ぶ混戦状態となってきた。
初日2オーバー109位タイと出遅れた石川遼は、3バーディを奪うもボギーが4つとスコアを1つ落としてしまい通算3オーバー。3オーバー120位タイスタートの今田竜二もスコアを2つ落として通算5オーバー、日本勢2人は予選で姿を消すことになった。
<大混戦!J.ダフナーは初勝利のチャンス>
初日「61」のコースレコードをマークしたハリントンが“急停車”し、一気に混戦模様を呈した。同選手が「73」とスコアを2つ落として陥落した一方で、単独首位に立ったのが2日連続で「66」をマークしたダフナー。「ストレスの無いラウンドで、ショットにすごく満足している」。今田竜二のよき友人としても知られる34歳が、全選手中唯一の2日間ノーボギーラウンドで、ツアー初優勝へ最高のポジションでトーナメントを折り返した。
初日のハリントンの驚愕スコアにも「とんでもないロースコアが出た翌日は、次の日に同じようにいいスコアをマークするのは難しいもの」と淡々と自分のプレーに集中。ダフナーはキャリアの中で2位が3度。昨年の「全米プロゴルフ選手権」ではプレーオフでキーガン・ブラッドリーに敗れ、涙を呑んだが、機は熟したと言っていいはずだ。一方のハリントンも3つのボギーを悔やみながらも「こういうことは良くあること。今日が日曜日でなくて良かった。勝つために流れを掴みたい」と再浮上に意欲を語っていた。