2009年 トランジションズ選手権

石川遼は71位で4日間を終える 優勝はR.グーセン

2009/03/23 20:21
決勝ラウンドは崩れたが、実りある4日間となった石川遼

フロリダ州のイニスブルックリゾート&GCで開催されている、米国男子ツアー第11戦「トランジションズ選手権」の最終日。この日もフロリダらしい、強い日差しと暑さに見舞われた。風は吹かなかったものの、グリーンの端に切られた厳しいピン位置がプレーヤーの行く手を阻み、全体的に伸び悩む展開となった。

注目の石川遼は、通算4オーバーの64位タイからスタート。「体の回転が遅く、スイングが安定していなかった」という石川は、スタートホールの1番をパー発進としたものの、直後の2番でボギー。3番でバーディを取り返すも、6番でボギー、9番ではダブルボギーを叩きリズムに乗り切れない。

ショット、パットともに噛み合わない石川は後半もスコアを崩し、最終的にこの日2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「76」(パー71)。通算9オーバーの71位で大会を終えた。ホールアウト後、最終日のプレーを「4日間の中で一番悔しい内容でした」と振り返ったが、「目標の1つだった予選を突破できて満足しています」と総括。次週は「アーノルド・パーマーインビテーショナル」への出場を予定しており、まずは2週連続の予選突破を目指す。

上位は混戦となったが、単独2位からスタートしたレティーフ・グーセン(南アフリカ)が2位に1打差となる通算8アンダーでホールアウトし、2005年以来となる米ツアー通算7勝目を挙げた。2位タイにはチャールズ・ハウエルIIIとブレット・クイグリー。60位タイからスタートした今田竜二は、上がり3ホールを3連続ボギーとする後味の悪いフィニッシュとなったが、通算4オーバーの46位タイに浮上して終えている。

2009年 トランジションズ選手権