エルスがビヨーンを振り切り優勝!ワールドランキング2位に!
2004/10/04 09:00
アイルランドにあるマウントジュリエットエステートキルケニーで開催されている、WGC(世界ゴルフ選手権)「WGC アメリカンエキスプレス選手権」の最終日。天候はあいにくの雨。首位を走るアーニー・エルス(南アフリカ)に、トーマス・ビヨーン(デンマーク)がピッタリマーク。最後まで両者互角な戦いが続いた。
エルスは、出だしの1、3番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、首位を2打差で追うビヨーンは、1、3、5番とリズム良くバーディを奪いエルスに1打差まで詰め寄る。後半エルスが10番パー5でバーディを奪えば、12番でビヨーンがバーディを奪い必死で食らいつく。
勝負の分かれ目は終盤の17番パー5、ビヨーンは2オンに成功するも、ファーストパットを大きくオーバーさせてしまう。返しのパットも決めることができず3パットのパー。これに対しエルスは3打目をきっちりと寄せてバーディを奪いリードを2打差に広げた。エルスは最終18番をボギーとするも、通算18アンダーで1打差で辛くも逃げ切った。この優勝でエルスはタイガー・ウッズ(米国)を抜きワールドランキング2位に浮上した。
一方、左肩痛と戦いながらのプレーが続いたタイガーは、前半で1つ、後半で1つスコアを伸ばし最終日を4バーディ2ボギーでのラウンド。通算10アンダーの9位で大会3連覇の夢は断たれた。
そのほか日本勢では、丸山茂樹は前半スコアを伸ばせず我慢のゴルフを強いられたが、後半2つスコアを伸ばして5アンダーの16位タイでフィニッシュ。4日間安定したショットを放っていたが、パットが今一つで大会中パターを替えていた。また片山晋呉は、この日3つスコアを落として通算18オーバーの67位で競技を終えている。