惜しい!!丸山茂樹、最終ホールで力尽きる
2004/02/23 09:00
カリフォルニア州のリビエラCCで行われている、米国男子ツアー第7戦「ニッサンオープン」最終日。ディフェンディングチャンピオンのマイク・ウィア(カナダ)が逃げ切り、連覇を達成した。
ウィアは前半2つスコアを伸ばし独走態勢を築くかと思われたが、バックナインの10番、13番でボギーを叩いてしまいスタート時のスコアに戻ってしまった。一方、5打差の2位につけていた丸山茂樹は、ボギーを叩かず着実にスコアを伸ばしていき、ついに15、16番の連続バーディでウィアを捕らえた。
17番は2人ともパーでしのぎ、そして勝負の18番。丸山はティショットを右ラフに。フェアウェイウッドで放った2打目もショートし右手前ラフ。強く入ってしまったアプローチは奥まで転がり、パーパットは下りの難しいラインを残してしまう。
一方ウィアは、ティショットはフェアウェイに置いたものの、2打目を左にミス。レフティのウィアにとっては右足下がりとなる難しいライのアプローチを残してしまった。しかしここでディフェンディングチャンピオンとしての意地を発揮。3打目を見事ピンそばにつけパーを確保。丸山がパーパットを外し、ウィアが連覇を達成した。
この大会で優勝とは縁のないタイガー・ウッズは3日目を終えて44位と出遅れていた。しかし最終日は7ストローク伸ばし10アンダーの7位に食い込んだ。タイガーとの一騎打ちが期待されたビジェイ・シンは、最終日も2ストロークしか伸ばせず24位。日本勢で丸山と共に決勝ラウンドに残った田中秀道も、シンと同じ24位で戦いを終えている。