タイガー18番でダボを叩くも首位をキープ!丸山は39位タイに浮上
オハイオ州のファイヤーストーンカントリークラブで行われている、WGC(世界ゴルフ選手権)「NECインビテーショナル」の2日目。この日、通算4アンダーで首位に名を連ねたのが、世界ランク1位の王者タイガー・ウッズと、若手のルーク・ドナルド(イングランド)だった。
2日目のタイガーは我慢のゴルフとなった。出だしからパーセーブを続け、5番、10番でなんとかバーディを奪ったものの、その後14番ではボギー。すぐさま、15番でバーディを奪い取り返したが、18番で痛恨のダブルボギーを叩き、結局イーブンパーでホールアウト。この日は、スコアを伸ばすことができなかった。決勝ラウンドで、チャージをかけられるか注目したい。
そんなタイガーとは対照的に、2日目に3つスコアを伸ばし、首位タイに浮上してきたのがドナルドだ。13番から15番で3連続バーディを奪うなど、後半一気にチャージ。4バーディ、1ボギーというクレバーなプレーを見せた。
さらに、通算3アンダーの3位タイグループにも強豪がひしめく。世界ランキング2位のビジェイ・シン(フィジー)を始め、トーマス・ビヨーン(デンマーク)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、クリス・ディマルコら、総勢5人が虎視眈々とトップの座を狙う。
そのほかの注目選手では、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が、通算2アンダーの8位タイ。先週メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」で優勝した、世界のレフティ、フィル・ミケルソンも1オーバーの20位タイと、まずまずのポジションにつけている。上位陣が伸び悩んでいるだけに、まだまだ優勝の可能性も十分だ。
最後に日本勢だが、この日は丸山茂樹がパープレーを展開。通算5オーバーとし、39位タイへ浮上。一方、前日13位タイの好位置につけていた細川和彦は、8つスコアを落とす大乱調となってしまい、通算8オーバーの56位タイへと後退している。