ビジェイの独走か！？「ハワイ男」エルスが追撃体制に入る

ハワイ州マウイ島にあるザ・プランテーションコースatカパルアで開催されている、2005年度の米国男子ツアーの開幕戦「メルセデス選手権」2日目。初日7アンダーをマークし単独首位に立ったビジェイ・シン（フィジー）が、この日も8ストローク伸ばし通算15アンダーで首位をキープしている。

この日のビジェイは、前半1イーグル、4バーディで6ストローク伸ばし独走態勢に入る勢いだった。ところが後半は、12番、最終18番での2バーディのみと思うように伸ばせなかった。

首位のビジェイに猛追してきたのは、3アンダー15位からスタートしたマイク・ウィア（カナダ）だ。1イーグル、9バーディ、1ボギー。一気に10ストローク伸ばし、首位と2打差の単独2位に浮上してきた。

そして、ハワイに強いアーニー・エルス（南アフリカ）も8ストローク伸ばし、通算12アンダーで単独3位に食い込んできた。2003年にはこの大会で31アンダーという記録で優勝し、翌週の「ハワイアンオープン」でも優勝。昨年も「ハワイアンオープン」で連覇を飾るなど相性は抜群だ。ビジェイの勢いに待ったをかけるのはエルスかもしれない。

初日5アンダーの3位スタートをきったタイガー・ウッズは、序盤からパットが決まらず我慢のゴルフ。アプローチでピンそばにつけてもパッティングが決まらぬ状態が続いた。それでも14番でグリーン端からバーディパットを捻じ込むなど粘りのゴルフで初日と同じ68をマーク。10アンダーで6位につけている。