2010年 トランジションズ選手権

混戦を抜け出しJ.フューリックが首位!池田は無念

2010/03/21 09:37
危なげないゴルフで3打差をつけて首位に立ったジム・フューリック

フロリダ州のイニスブルックリゾートで開催されている、米国PGAツアーの第11戦「トランジションズ選手権」の3日目。前日同様快晴に恵まれ、この日は朝から最終組がホールアウトするまで風も穏やかで、絶好のゴルフ日和となった。

日本勢で唯一決勝ラウンドに進出した池田勇太は、序盤に2つのバーディを奪い1オーバーまでスコアを伸ばしたが、9番から3連続ボギーを叩くと、12番ではティショットを池に入れてダブルボギー。4ホールで5ストローク崩して4オーバーとしてしまう。

その後14番パー5でバーディを奪い3オーバーまでスコアを戻したが、72位タイでホールアウト。3日目終了時点での70位以内に入ることができず、最終日のラウンドが出来なくなってしまった。

上位は混戦となっていたが、この日3ストローク伸ばしたジム・フューリックが通算11アンダーで単独首位に浮上。「ティショットが完璧だったし、なによりパッティングのタッチが合っていた」と話すフューリック。ピンチというピンチを迎えず2位に3打差をつけて最終日を迎える。

8アンダー2位にはチェ・キョンジュ(韓国)、バッバ・ワトソンカール・ペターソン(スウェーデン)、そして大会連覇を狙うレティーフ・グーセン(南アフリカ)の4人が並ぶ混戦。さらに1打差の7アンダーには、ルーク・ドナルド(イングランド)、ジェフ・マガートパドレイグ・ハリントン(アイルランド)の3人が並んでいる。

ドライバーショットは左右に曲げるが、小技でスコアをまとめたバッバ・ワトソン
難しい9番でバーディを奪っても派手なアクションはなし。地味にスコアを伸ばすレティーフ・グーセン
ティショットの安定度は抜群!いつもフェアウェイにいる印象しかないチェ・キョンジュ
中盤崩れたが、3日間ラウンドを笑顔で終えた池田勇太
池田勇太を待ち構える日本のカメラマンたち「石川か?」と地元のギャラリーに何度も聞かれた・・・

2010年 トランジションズ選手権