エルス猛追も、ミケルソンが逃げ切り優勝!日本勢も大健闘
中国・上海市にあるシェーシャンGCで行われているWGCシリーズの「WGC HSBCチャンピオンズ」最終日、単独首位からスタートしたフィル・ミケルソンが、鮮やかに逃げ切って、「CA選手権」に続く今季のWGCシリーズ2勝目を飾っている。
湿度が高く蒸し暑い一日となったが、それを感じさせないほどの熱気が会場を包んでいた。タイガー・ウッズとミケルソンが最終組で優勝を争う。中国のファンのボルテージも高まったが、序盤からタイガーは足踏みしてしまう。4番でダブルボギー、6番、7番で連続ボギー。中盤は5つのバーディで盛り返したものの、スコアを思うように伸ばせず優勝争いからは完全に脱落してしまった。
代わって驚異的な追い上げを見せたのは、8位タイスタートのアーニー・エルス(南アフリカ)。今週からキャロウェイのニューボールを使っているというエルスは、この球を絶賛。17番までに1イーグル8バーディと10ストローク伸ばして首位に並んだが、最終ホールの第2打を池に入れてしまい痛恨のボギーフィニッシュ。通算16アンダーでホールアウトした。
17番でバーディを奪って通算17アンダーとした最終組のミケルソンは、18番でティショット、第2打と左サイドのラフに入れたが、3打目でグリーンを捉え、続くファーストパットを50cmに寄せると勝利を確信してガッツポーズ。このパットを難なく沈め、1打差で逃げ切り勝利を飾った。
ミケルソン、エルスに続く3位には、通算15アンダーのライアン・ムーアが入り、通算14アンダーの4位にニック・ワトニー、通算13アンダーの5位にロリー・マキロイが入った。
日本勢では最終日に「63」と爆発した丸山大輔が、通算10アンダーの10位タイで最上位。石川遼、小田孔明が通算9アンダーの17位タイ、片山晋呉はこの日7つスコアを伸ばして通算3アンダーの33位タイに浮上。池田勇太はパープレイで回ったが、通算1オーバーの51位タイで大会を終えている。