2016年 KPMG女子PGA選手権

ヘンダーソンが世界2位に躍進 宮里美香陥落で日本代表争い混沌/女子世界ランク

2016/06/14 07:15
10代対決を制し、世界ランクを2位に上げたブルック・ヘンダーソン

13日付の女子ゴルフ世界ランキングが発表された。今季の海外メジャー第2戦「KPMG女子PGA選手権」で、世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)をプレーオフの末に破ったブルック・ヘンダーソンが、初のメジャー制覇で97.5ポイントを加算。前週から2ランクアップの2位に浮上した。

長くコーと1、2位を分け合ってきた朴仁妃(韓国)はこの大会で「LPGAツアーのゴルフ殿堂」入りを果たしながら予選落ちを喫して3位に後退。2週前に初のトップ10入りを果たしたアリヤ・ジュタヌガン(タイ)は、4週連続優勝にこそ届かなかったものの、大会3位で前週比3ランクアップの世界7位に順位を上げた。

7月11日時点の上位2選手が選出濃厚のリオデジャネイロ五輪日本代表争いは、さらに混沌としてきた。背中痛などで試合出場のなかった大山志保が41位をキープしたのに対し「KPMG-」50位の宮里美香が2ランクダウンの42位となり、平均ポイントにしてわずか「0.01」差で日本勢2番手が交代した。

4番手の渡邉彩香も国内女子「サントリーレディス」で18位に終わり、宮里同様に2ランクダウンの世界45位となったが、2番手の大山まで平均ポイント「0.11」差と肉薄している。日本勢1位は今季米ツアーで2勝している野村敏京の世界22位で変わりなかった。

2016年 KPMG女子PGA選手権