2016年 ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ

新興メーカー「PXG」が全英覇者ら米ツアー大物と続々契約

2016/01/08 09:32
PXG
今週から全英王者ザック・ジョンソンの帽子左側には「PXG」のロゴが入った(Sam Greenwood/Getty Images)

米国で2014年9月に創業した新興ゴルフメーカーのPXG(パーソンズ・エクストリーム・ゴルフ)が、昨季の「全英オープン」を制したザック・ジョンソンら米PGAツアーの有力プロ5人との契約を一挙に発表し、注目を集めている。

2016年の新規契約選手として発表されたのは、メジャー2勝を誇るZ.ジョンソンのほか、2013~14年シーズンの年間王者ビリー・ホーシェル、ツアー4勝のクリス・カーク、同2勝のチャールズ・ハウエルIII、同1勝のジェームズ・ハーン。さらに、米女子ツアーのクリスティ・カーアリソン・リージェリーナ・ピラーも新規契約プロに名を連ねた。

PXGは、世界最大のドメイン登録・ホスティング会社「GoDaddy」社の創業者ボブ・パーソンズ氏が「世界最高のゴルフクラブを作りたい」という熱意で立ち上げた会社。クラブ開発に当たってはコストも時間も問わないという姿勢で、既存メーカーとは一線を画す方針を明確にしている。

ツアー通算12勝を数えたタイトリストからのクラブ契約変更となったZ.ジョンソンは、今週出場している「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」で、「PXGのクラブを使うという決断は、軽いものではなかった」とコメント。「僕のチーム全体、キャディからコーチまで全員で判断した。PXGのクラブが、ゴルフコースで自身の目標を達成するために最善の道具であることは疑う余地がない」などと話した。

ホーシェルはピン、カークはキャロウェイ、ハウエルはミズノ、ハーンはテーラーメイドから、それぞれクラブ契約を変更した。ジョンソンのほか、カーク、ハーンが今週の「ヒュンダイ--」に出場している。

昨年は契約プロ第1号となったライアン・ムーアのほか、ロッコ・メディエイトサデナ・パークスベアトリス・レカリ(スペイン)、アンナ・ローソンがすでにPXG社のクラブでプレーしている。

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