「RBCヘリテージ」使用ギア トピックス集
By Jonathan Wall, PGATOUR.COM Equipment Insider
◆ブラント・スネデカーが愛用する黒いヘッド、テーラーメイド『バーナー スーパーファスト ドライバー』とも、お別れの時期が近づいているのかもしれない。
スネデカーは新たなパートナー候補となりそうなテーラーメイド『ロケットボールズ ステージ2 ドライバー』(ロフト:9度 シャフト:アルディラツアーブルー65TX)を、火曜日の練習ラウンドと水曜日のプロアマで試していたのだ。
◆ライアン・パーマーはテーラーメイド『ダディー ロングレッグス』へ変更か
ライアン・パーマーは過去数年の間、様々なパターを試みて来た。そんな中でも彼のオデッセイ『デュアルフォース ロッシーII』パターは、ゲーム用ギアバックの中に入っていることが多かった。事実、PGAツアーで通算3勝を挙げているパーマーは、キャリアの大半でこのパターを愛用し、ツアー2勝はこのパターと共に達成した。
パーマーは、いつか再びこの盟友の元へ戻るかもしれない。しかし少なくとも次の1週間、彼は35インチのテーラーメイド『ダディー ロングレッグス』を試すこととなりそうだ。カウンターバランスに優れたこのパターは、今週早々にも新発売が予定されている商品で、パーマーは週の頭にこの最新型のパターを試してみて、木曜からの試合に使うかどうか見定めたいと明かしてくれた。
35インチのパターを使う際、パーマーはグリップを数インチ短く握る。その優れた高い慣性モーメントと安定性を持つテーラーメイド『ダディー ロングレッグス』は、わずか130グラムの軽さが売りで、特に20フィート以内の短いパッティングの場合は、読み通りのパッティングができそうだ、とパーマーは期待を寄せている。
◆キャロウェイ『X HOT 3ディープ』は、ハーバータウンと相性バッチリ
PGAツアーの中でも最も狭いコースのひとつと言われるハーバータウンのコースは、ティショットで高度なピンポイントコントロールと、飛距離の両方が求められる。そのため腕自慢の飛ばし屋の多くは、飛距離よりもコントロールを重視して3番ウッドでティショットを放つことが多い。しかしキャロウェイが新たに開発した『X HOT 3ディープ』は、その両方をカバーできる便利なツールとなりそうだ。すでに石川遼やルーク・リストらがその新商品を試す意向を示している。
石川は14.5度(正確なロフト角度は13.9度)のドライバーヘッドでシェル・ヒューストンオープンに挑んだ。彼のシャフトは43インチのグラファイトデザイン ツアー AD GT-8 TX シャフトで、コードグリップはカスタムメイドだった。
ルーク・リストはキャロウェイ社と契約を結んでいる選手で、14.5度のヘッドと43.5インチのオーバン ブラック 90x シャフトを愛用している。リストはもともとは三菱レイヨンシャフトのギアを愛用していたが、スピン数が多すぎると感じて変更した。オーバンはその彼の悩みを解消しながらも、同じ球筋や飛距離を可能にしたツールだ。
◆アダムスゴルフ『DHY ドライビング ハイブリッド』を加えたジョン・デーリー
アダムスゴルフ『DHY ドライビング ハイブリッド』は、ここ最近のPGAツアーで、ロングアイアンに変わって頻繁に使用されるツールだ。ジョン・デーリーも最近、バックにこのクラブを2本追加した。そのうちの1本は18度に開かれた16度のもので、特にハーバータウンの狭いフェアウェイを攻める上ではティショットに最適だった。もう1本は21度から22.5度に開かれたるもので、ほとんどのアイアンショットの場面でそのクラブが使われていた。
◆マーティン・カイマーはテーラーメイド『R1 ドライバー』へ
今週はマスターズの翌週の大会ということもあり、多くの選手たちが新たなエクイップメントを手にラウンドをしていた。マーティン・カイマーはテーラーメイド『ロケットボールズ ツアードライバー』に替えて、グラファイト社製のツアーADシャフトを差したテーラーメイド『R1』(ロフト:8度)を新しいドライバーに選び、今大会を戦った。カイマーは、以前に使っていた『ロケットボールズ』よりも試打の段階で気にいったようで、ついに今週、実戦デビューとなった。
◆カール・ぺターソンは3番ウッドを変更
カール・ぺターソンは大会前の月曜、ドライビングレンジで多くの時間を費やしながら、熱心に3番ウッドを打ち込んでいた。彼はナイキ社の『VR_S コバートツアー』(ロフト:13度)について、特に飛距離が気に入ったようで、ハーバータウンの狭いコースにもぴったりだと語っていた。
◆その他
ロリー・サバティーニの一番のお気に入りはウェッジだ。しかし彼はヒルトンヘッドでテーラーメイド『TP xFT』(ロフト:60度)から、同じテーラーメイドの『ATV プロトタイプ』に変更しても、大きな問題はなかったと明かした。サバティーニは『ATV』の新しいウェッジは、以前と変わりない感じで振れているようだ。
スチュアート・アップルビーが遂にキャロウェイ『ヘックス クロームプラス』ボールに変更した。柔らかい打感を好んでいたアップルビーは、ツアー選手の中で最後の変更者となった。
パトリック・リードは4本のウェッジを3本に減らし、代わりにナイキ『VR_S コバート』の5番ウッド(ロフト:19度)を追加した。新しい5番ウッドは4番ウッドと同じくらいの距離が出るらしく、1本減った分のウェッジをカバーして有り余ることだろう。
典型的なアイアン使いの名手として知られるジェームス・ドリスコルがついに、数週間に及んだ試打やテストラウンドを経て、テーラーメイド『ロケットブレイズ ツアー』にクラブを変更した。
ロバート・ガリガスは、マスターズが終わったあともアダムスゴルフ『IDEA スーパーLS ハイブリッド』(ロフト:25度)をバックに入れたまま、今週の大会を戦った。普段の彼はアダムスゴルフ『IDEA スーパーS』(ロフト:22度)を愛用しているのだが、どうやら多機能なロフト25度を気に入った様子だ。