“契約フリー”のケプカ 21年初戦のアイアンはスリクソン「ZX7」
2021/01/22 17:25
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(21日)◇PGAウエスト(カリフォルニア州)◇スタジアムコース(7147yd)、ニクラストーナメントコース(7181yd、いずれもパー72)
メジャー4勝、世界ランキング12位のブルックス・ケプカが西海岸で2021年シーズンを再開させた。0勝に終わった昨年を経て、クラブセッティングもリニューアル。住友ゴム工業のアイアンをバッグに入れた。
2016年に当時契約していたナイキがクラブ、ボール製造事業から撤退してから“フリー”でプレーしているケプカは近年、ミズノのJPXシリーズのアイアンで複数のビッグタイトルを獲得してきた。今大会では、昨秋に発売されたダンロップ スリクソン ZX7 アイアン(4番―PW)にスイッチ。日本ブランドが再びお気に召したようだ。
19年の秋以降、背中や臀部など度重なるケガに悩まされてきたが、原因は左ひざの故障にあったという。2週前にPRP療法(血液中の血小板を利用した再生医療)の注射と超音波による治療を施し、体調面は「18年以降でたぶんベストな状態」を取り戻した。
「全米オープン」、「全米プロ」をそれぞれ2連覇した“メジャー男”は今年、「2勝。そしてメジャーで2勝」を目標に掲げた。今週の出場は、次週の「ファーマーズインシュランスオープン」、同じカリフォルニア州のトーリーパインズGCで行われる6月の「全米オープン」を見据えたものだ。