国内男子ツアー

ディアマナ「Rシリーズ」が新登場 “第3世代”が揃い踏み

2014/06/19 17:21
待望の“第3世代”揃い踏み! ディアマナ「Rシリーズ」がツアー現場でお披露目となった

三菱レイヨンのディアマナシリーズ“第3世代”が、いよいよ揃い踏みだ。「青マナ→カイリ→Bシリーズ」、「白マナ→アヒナ→Wシリーズ」と受け継がれてきたラインナップに、最後に残った「赤マナ→イリマ」の系譜をたどる最新機種「Rシリーズ」が登場。男子ツアーでは今週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビル杯」からお披露目となり、その全容が明らかとなった。

「イリマ」と同じ鮮やかなオレンジカラーが暗示する通り、その後継となる第3世代においても同じターゲット層を踏襲。三菱レイヨンのツアー担当・深山克己さんは「Wシリーズでは捕まらず、Bシリーズでも捕まえきれない方。とにかく易しいシャフトを使いたい方にオススメです」と、そのポジションを説明する。

先端部の剛性は同世代中でもっとも低めに抑えられ、硬めに設計された中間部との剛性差がヘッドの走りをアシスト。さらに、その最適なバランスがヘッドの走り過ぎや暴れを防ぎ、手元部分にはシャフトのつぶれを補強する第3世代共通の新機能、高弾性素材(ダイアリード)が搭載された。

そして深山さんが一番のポイントに挙げるのは、最近の主流となっている低スピンヘッドとのマッチングだ。低スピン化により最適なスピン量を得られるゴルファーもいれば、逆に“弊害”を被るゴルファーがいるのも、また事実。適正値を下回ればボールが上がりにくくなり、当然ながらキャリーの距離も減少する。そこで「Rシリーズ」の出番だ。「シャフトの先を走らせることで逆にボールにスピンを加え、適正なスピン量となってボールも上がりやすくなる。いまどきのドライバーに対してボールが上がらず困っている人に、うまく使ってもらえると思います」(深山さん)。

とはいえ、アスリート層がターゲットから外れているわけではない。今週のツアー現場では池田勇太らテストを重ねているプロも多く、中には捕まり過ぎを気にする声もあるにはあるが、「ここ1発の飛びがあるから、捕まり過ぎを何とか抑えられればいけるという選手もおり、多少のチップ(シャフト先端部)カットで調整しています」と深山さん。重量は50グラム、60グラム、70グラム、80グラムの4種類が用意され、“易しいモデル”という先入観だけで目を向けない人は損をするかも。

一般のショップ店頭に並ぶのは9月の予定。最新のドライバーを買って、ボールが上がらずに困っている・・・。心当たりがある人にとっては販売が待ち遠しい、心強い味方になりそうだ。