2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

狙うは優勝…松山英樹、アマチュア連続トップ10記録にも“興味なし”

2012/11/21 15:51
今週も史上初となるアマチュアでのツアー2勝の期待がかかる松山英樹。

昨年、史上3人目となるアマチュアでのツアー優勝を成し遂げた松山英樹は今季ここまでプロツアーに5試合に出場。6月の「ミズノオープン」では43位に終わったものの、その後、10月の「日本オープンゴルフ選手権競技」から、前週の「ダンロップフェニックス」まで4試合連続でトップ10入りを果たしている。

記録の残る1996年以降、アマチュア選手が出場4試合連続でトップ10入りを果たしたのは、2001年の宮里優作以来。22日(木)開幕の「カシオワールドオープン」では東北福祉大の先輩の“ツアー記録”の更新がかかっている。

だが、松山本人にその数字に対する感情は薄い。「そこはあまり意識していないが、まず予選を通過して、残りのハーフで優勝を狙える位置にいられれば」と、現段階で狙うのはあくまで優勝だ。高知県は明徳義塾高時代に過ごした“第2の故郷”。愛媛県出身とあって、同じ四国での戦いには自然と力も入る。

不振にあえいでいたショットは、秋以降徐々に復調。「調子は上がってきている。どこまで入ってくれるか分からないけれど、パターさえ調子が戻ってくれば、上位にいけると思う」。昨年は学生の大会を開幕前日まで戦った直後に会場入りし、翌日からプレー。予選落ちを喫したが、今年は体調万全で臨む。(高知県芸西村/桂川洋一)

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