2011年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

宮本勝昌 連続試合出場の日本記録がストップ

2011/11/27 18:48
戦う選手会長の大記録は残念ながらストップ。来シーズンに再スタートを切る。

高知県のKochi黒潮カントリークラブで開催された国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」最終日。通算13オーバーの64位でフィニッシュした宮本勝昌が大きな節目を迎えた。

今季の国内賞金ランクで44位に終わったため、同25位以内の選手と今季のツアー優勝者に与えられる、次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」出場権を逃し、2005年の「アジア・ジャパン沖縄オープン」から続けてきた国内ツアーの連続試合出場が151でストップした。

今季の宮本は開幕から不調続きで、9試合で予選落ち(36ホールの短縮競技となったフジサンケイクラシックは70位に終わり、予選落ち扱い)。今大会の成績次第で最終戦進出の可能性もあったが、ギリギリで決勝ラウンドに進出するなど苦しいプレーが続いた。「日本シリーズに出場できないのが残念」と肩を落とす。それでも最終戦は過去2勝を挙げている思い入れのあるトーナメントとあって「他の試合で止まるよりは、日本シリーズに出られなくて(記録が)止まって良かった。それが救いです」と気持ちに整理をつけた。

今季は選手会長に復帰し、コース外でも多忙なシーズンを送っている。だが「試合中は関係ないからね。言い訳にはできない」と話した。「また来年から積み重ねられるように頑張る所存です」。怪我に強い丈夫な体と、安定した成績が残せる実力が兼ね備わっているからこその大記録は、決して色あせることはない。

【日本男子ツアー 連続試合出場記録(日本ゴルフツアー機構に資料の残る2001年以降)】
151試合 宮本勝昌 2005年アジア・ジャパン沖縄オープン~2011年カシオワールドオープン
73試合 兼本貴司 2009年東建ホームメイトカップ~2011年カシオワールドオープン
69試合 横尾要 2008年日本プロゴルフ選手権~2010年カシオワールドオープン
68試合 小田孔明 2007年東建ホームメイトカップ~2009年マイナビABCチャンピオンシップ
58試合 川岸良兼 2003年アジア・ジャパン沖縄オープン~2005年日本シリーズJTカップ

2011年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント