～プロのこだわり5箇条～ ＜第51回＞山下和宏

＜1＞プロなので目立つウェアを着る
ゴルフウェアには機能性を求めます。振りやすい、動きやすい、疲れにくいという感じです。好きな色とか勝負色は特別ありません。ただ、プロですので目立つ色は比較的多く着ていますね。遠くからでもファンに見つけてもらい、注目されてなんぼですから。

＜2＞クラブは易しいものを使う
技術を磨いて良いスコアを出して勝つ。良いスコアを出すためには、自分の技を磨くことと同じぐらい大事だと思うのが道具だと思います。より簡単なクラブを使うことで、そのクラブに性能通りの役割を果たしてもらうことが、良いスコアに繋がると思っています。

＜3＞食べたいもの食べ、もちろんお酒も我慢しない
よくプロの中には試合中は飲まないとか、食べものを制限しているという話を聞きますが、自分はまったく気にしません。お酒も毎日、飲み過ぎない程度に飲みますね。生活のリズムというのもあるし、食事でストレスをためてもしょうがないので。

＜4＞週ごとにテーマを決めてポイントはノートに書く
試合ごとにテーマを持って戦っています。一番多いのは気持ちの面かな。“がんばり過ぎない”とかメモしていますよ。勝負どころで気持ちだけが前のめりになってしまうことが多いので、自分自身に頑張らないようにって言い聞かせます。今もコースメモに書いたばかりなんですけどね。内容は秘密です（笑）。

＜5＞自分らしいゴルフをする
自分はそんなに飛ばすタイプでもなければ、無茶苦茶パッティングが上手いわけでもないので。パー5で確実にスコアを伸ばしてチャンスについたらバーディを奪うというゴルフが自分らしさです。無理に2オンは狙わずに、100ヤードを残してウェッジでピンに絡める。そういうゴルフを4日間通してやりたいんですよね。